題名 †
原題 †
訳題 †
本文 †
原文 †
<font face=5>
Project Limb Removal<br>
Day 12 Observations and Summary Conclusions<br>
<br>
Day 12<br>
Removing an arm from the young wood elf female made her fight all the harder for her life, despite being clearly outmatched. In previous battles, she fought much less bravely and to lesser effect. She lasted a full minute against my most angry of hounds before her throat was ripped out and I had to revive her.
<br><br>
However, removing just the feet of the middle-aged Nord male made him despondent and without any will to defend himself, even against a lesser foe. So pitiful was the look on the face of his corpse, that I decide to leave him be, rather than resurrect him. After so many years of scientific study, I still cannot abide apathy. I'm sure that my aversion to pity has colored my findings, as I only make use of strong-willed test subjects. Though I suppose, flawed as my research may be, it is still more revealing and faithful than any other has done before me.
<br><br>
Summary Conclusions<br>
After studying the various combats between the test subjects in this project, I have concluded that, much as the pain threshold is inconsistent within a given species, so too is the effect of dismemberment. Whether beast or man, the removal of a limb, be it functional as a hand, or peripheral as a tail, has varying effects on the subject, having to do more with individual temperament than any biological or cultural endowment. Whatever the particular effect, it is substantial. Whether it enhances a subject's tendency toward aggressiveness or passivity, or swings them to the other extreme, removing a limb has a profound effect on behavior.
<br><br>
After reviewing my notes, I will attempt to catalogue all the similarities and differences between the subjects and their responses. I may be able to offer Lord Sheogorath a guidebook detailing how to craft a better kingdom by removing various appendages from the bodies of its people.
訳文 †
<font face=5>
手足除去プロジェクト<br>
12日目の観察結果と結論の概要<br>
<br>
12日目<br>
明らかに相手が勝っていたにもかかわらず、人生において厳しすぎる戦いをした若いウッドエルフの女性から腕を除去しました。前の戦闘で彼女はそれほど勇敢ではなく大した結果も出せず苦戦しました。彼女の喉を引き裂かれるまでに私の最も恐ろしいHoundに対し1分間持ちこたえました。私は彼女を回復させなければなりませんでした。
<br><br>
しかしながら、中年のNordの男性の足を除去しましたが、彼はより小さな敵に対してさえ身を守る意志をなくし落胆しました。だから彼の顔を見るのが哀れで、彼を生き返らせるよりむしろ彼の下を去ることを決めました。長年科学的研究をしていても、私はまだ冷淡になることができません。私が意志の強い被験者だけを使うとしても、私の哀れみに対する反感で調査結果を歪めているのがわかります。おそらく私の研究としては傷がついたと思うけれども、それは私が前にしたどんなことより意味のある誠実なことなのです。
<br><br>
結論の概要<br>
このプロジェクトで被験者間のさまざまな戦闘を研究した後、一定の種で痛みの限界が矛盾していたので、切断の影響だと結論付けました。手としての機能や尻尾のような部分を除去した獣または人は、どんな生物的または文化的な才能よりも個人の気質に関係があって、実験体にさまざまな影響を及ぼします。個々の影響がなんであれ、それは重要です。攻撃的なのか消極的なのかといった実験体の素質を強化するのに関係なく、手足を除去して他の極限で彼らを振り回すことは、振る舞いに重大な影響を及ぼします。
<br><br>
メモを検討した後、実験体とその反応の間の類似点と相違点の全てを一覧にしようと思います。私は人々の体からさまざまな付属肢を除去することによる、よりよい王国を作り上げる方法を記した案内書をSheogorath様に提供できるかもしれません。
<font face=5>
手足除去プロジェクト<br>
12日目の観察結果と結論の概要<br>
<br>
12日目 <br>
相手が明らかに勝っていたにもかかわらず、この若いウッドエルフ女性は腕を一本切除されたことによって、生き延びようとしてなお一層激しく戦った。その前の戦闘では、彼女はそれほど勇敢ではなく大した結果も出せていなかった。彼女は私のもっとも凶暴なHoundに対し丸1分間持ちこたえた後、喉を喰いちぎられ、私は彼女をよみがえらせなければならなかった。
<br><br>
しかし、中年のNord男性は両足先を切断されただけで元気をなくし、劣った相手に対してさえ、自分を守ろうという意思を失った。その死体に浮かんだ表情はあまりに哀れで、私は彼をよみがえらせることはせず、そのままにしておくことにした。科学的な研究をこれだけ長くやってきたのに、私はまだ冷淡でいることができない。憐れみの感情を避けたいという気持ちが私の研究結果を歪めているのは間違いない。私は意志の強い被験者だけを使ってしまうから。しかし、多少の傷はあるにしても、私の研究はこれまで誰が行った研究よりも意義深く、信頼性があるものだと私は思っている。
<br><br>
結論の概要<br>
このプロジェクトで被験者間のさまざまな戦闘を研究した結果、ある一つの種の中でも、苦痛の始まる閾値に個体差があるのと同様に、手足除去が与える影響は個体差があるという結論に達した。獣にせよ人間にせよ、体の器官の除去は、手のような重要な部分でも尾のような補助的な部分でもいいが、被験者によって影響が異なっていて、生物学的もしくは文化的に受け継いだ部分よりも個体の資質による部分の方が大きい。及ぼす効果は、それがどのようなものであれ、はっきりわかるものだ。攻撃的な被験者の攻撃性を高めることもあれば、受動的な被験者をさらに無抵抗することもあるし、もともとの資質と正反対の方向に振れることもあるが、いずれにせよ、手足の除去は、被験者の行動に非常に大きな影響を与える。
<br><br>
自分の記録を見直してみて思いついたが、さまざまな被験者とその反応の類似点と相違点とをすべて一覧にしてみよう。人々の体から様々な器官を除去することによってよりよい王国を作る方法を記した案内書を、Sheogorath様に差し上げることができるだろう。