//=================================== // Format_ver:0.0.1 (2008-01-01) // // 【解説】 // ・この部分は書物翻訳時に自動的に読み込まれるテンプレート記載のヘッダです。 // ・翻訳ページ作成時も削除しない事を推奨します // // 【記述ガイド】 // ・#preの後の中括弧({と})のセット間に原文/訳文をタグが付いたまま // コピペすると編集上も表示上も便利です // // 【注意】 // ・本文部分を囲む#pre記述ですが、原文と訳文を囲む中括弧は // 『原文は3つづつ、訳文は4つづつ』 // になっている事に注意して下さい。これはMod作成時に // 正規表現で本文(訳文)を抽出するのに便利故です。 // ・訳文で半角スペースを表現したいときはアンダースコア(_)に置き換える事が // 基本でしたが、最近の日本語化パッチではこれを行なわなくても大抵は上手く行くように // 改良されているようです。よって無理に置換する必要は無いです // ・新しい訳を行う場合は古い訳の下に同じ書式で加えていくようにして下さい // ・翻訳未完時は、 【訳文記述エリア】 という文字列を残して置いて下さい(プログラム処理用) //=================================== *題名 [#e64867b7] **原題 [#ef20d4f7] -Sir Amiel's Journal **訳題 [#pb8dfc88] -Sir Amielの手記 *本文 [#u930e2bd] **原文 [#text_en] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が3つづつ。 #pre{{{ <BR> <font face=5> This journal is a record of failure. My failure. <p> In the immediate sense, this is no doubt obvious. If you are reading this, you are probably standing over my body, slain in the depths of the Shrine of the Crusader. Perhaps the gods granted me the gift of at least glimpsing the holy Helm before I died, undeserving though I am. I must believe that you are indeed a holy knight, following in my footsteps in quest of the Crusader's Relics. It is to you, Sir Knight of my hopes, that I direct these words. May the account of my failures help you avoid my fate. <p> Know that my failures encompass far more than my own death (which is of little account, at the end of a long life). The high ideals of the Knights of the Nine, of service to the gods rather than men, of dedication to a higher purpose -- these are my failures, as I shall record here. <p> As I write this, the scratching of my pen the only sound in the empty Priory, I am preparing to embark on my last quest for the Helm of the Crusader. I know that my chance of success is small. I am too old for such a task. This quest should have been taken up by the next generation of Knights of the Nine, while Sir Caius and Sir Berich and the rest of us stayed behind and spun tales of our days of glory. Alas, there is no next generation. Sir Berich is my embittered enemy, the rest of my old companions are all dead. There is only me, the last stubborn Knight of a failed Order. <p> For many years I blamed Sir Berich for the dissolution of the Order, but in my old age I have finally come to recognize my own part in those tragic events. I now believe that the seeds of our destruction were sown early, although the fruit did not ripen until late. Even in the first heady days, questing for the Cuirass with Sir Caius and Sir Torolf, I set the pattern of personal glory. The Cuirass was mine, and although it resided in the Priory, I wore it into battle and accepted the acclaim of my fellows and the people for its recovery. And so it went. The Sword and Greaves, recovered by Sir Berich, became his personal arms, and the Gauntlets to Sir Casimir. Why not? Should the holy weapons lie idle while there was evil to be vanquished? And who more fitting to carry them than the knight who had proved himself worthy by their recovery? So we told ourselves -- so I told myself -- but all that followed flowed from this. <p> When Sir Berich wanted to take his Relics with him to the war, who was I to forbid him? I, who had jealously considered the Cuirass my own and none other's? Sir Berich was wrong, but I was wrong first, and the blame for the dispute over the Relics falls first on me, the leader and founder of the Knights, who should have set a higher example, but was instead first to claim a Relic for my own. <p> Sir Berich's later actions I will leave for others to judge. But let it be known that I do not blame him for the dissolution of the Knights. If he would speak to me, I would tell him so myself. He and I are now all that are left of the original Knights. The others are all dead, and I have dedicated myself to recovering their bodies and interring them in the Priory Undercroft, as is fitting for such holy warriors. Alas that they did not have the leader that they deserved. <p> Now it is time for me to depart on my quest for the Helm. If you would follow in my footsteps, Sir Knight, know that the Priory basement, at least, will remain inviolate. I have sealed the stairs and only my ring will now open it. My brother knights will sleep in peace, in company with the Cuirass, the only Relic that remains in the Order's keeping. I say that, although the Order is officially dissolved, hoping and believing that the Knights of the Nine will one day be reborn. Perhaps you are the one to restore the Order. If so, go to the Priory in the West Weald. Use my ring to enter the vaults beneath the Priory House. There you will find the Cuirass, and claim it for your own if you are a true knight. <p> May the Nine guard and guide you. Farewell. <p> Sir Amiel<br> Priory of the Nine<br> The West Weald<br> County Skingrad<br> Year 153 of the Septim Era<br> }}} **訳文 [#text_ja] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。 #pre{{{{ <BR> <font face=5> 過ちをここに記す。他でもない私自身の。 <p> この日誌が開かれているという事は、あなたはShrine fo the Crusaderの奥で私の亡骸を見つけてくれているに違いない。死の直前、神々は分不相応な私にも、聖なるHelmを一目見る事を許してくれたようだ。あなたがCrusader's Relicsの探索の為、私の足跡を辿って来た聖騎士である事を切に願う。希望の騎士よ、あなたの為にいくつか言葉を残そう。私と同じ過ちをあなたが繰り返さぬように。 <p> 私の過ちは、ひとり私自身の死だけに止まるものではない(死は長い人生の末の取るに足らない結末でしかない)。人よりもむしろ神に仕え、より崇高な目的に身を捧げるというthe Knights of the Nineの気高き理想、--これから記すように、私は道を違ってしまったのだ。 <p> 無人の修道院には、私がペンを走らす音しか聞こえない。生涯最後のthe Helm of the Crusader探索に出発する為、準備を整えている所だ。無謀な事とは知っている。齢を取りすぎている事も。この探求は、Sir CaiusにSir Berich、そして我々の生き残りが、かつての栄光の日々を物語として紡ぎつつ見守る中、次代のKnights of Nineによって為されるべきであった。ああ!しかし次代の騎士はいないのだ。Sir Berichは私の怨敵であり、同胞たちはみな死んでしまった。もはや、私しかいない。道を誤った騎士団の最後の一人としての意地にかけて。 <p> 私は長年騎士団の解散をSir Berichのせいにして責め続けて来たが、この年になってようやくこの悲劇についての私自身の責任を自覚出来るようになった。思えば不和の種は、最近になるまで結果に至らなかっただけで、早い時期から有ったのだ。騎士団初期の血気盛んな頃、Sir CaiusとSir Torofと共に向かったthe Cuirassの探索の時でさえ、私は自分の個人的な手柄に固執していた。the Cuirassは修道院に安置されたにも関わらず、私はそれを着用して戦い、仲間や民衆からのRelics奪還に対する賛辞を一身に受けた。後は同じような話だ。The SwordとGreevesはSir Berichによって奪還され、のちに彼の個人的な武器となり、the GauntletsはSir Casimirの所有となった。何が悪い?どうして討伐されるべき邪悪が現れるまで聖なる武器は安置されなければならないのか?奪還に成功した騎士以上にそれに相応しい人物などいないではないか?我々は、私は自分にそう言い聞かせた。--しかし、これが悲劇の始まりだったのだ。 <p> Sir Berichが彼のRelicsを戦争に持って行こうとした時、私に彼を止める資格などあっただろうか?the Cuirassに執着し、他の誰にも渡したくないと思っていた私に。Sir Berichは間違っていたが、先に間違えたのは私の方だったのだ。the Relicsをかけての争いは、まず私に降りかかった。騎士団の創設者であり、模範たるべき立場にいながら真っ先にRelicを私物化した私に。 <p> Sir Berichのその後の行動については後世に可否の判断を委ねたいと思う。しかし、騎士団の解散について彼を責めるつもりは全く無いことだけは分かって欲しい。もしも彼と話せるなら、私はそのように伝えるだろう。創設時の騎士団員はもはや彼と私しかいない。他の騎士団員はみな死んでしまった。私はこれまで、同胞達の亡骸を探し、修道院の地下に埋葬する事に力を費やして来た。彼らのような敬虔な戦士達にこそ相応しい墓所だ。ああ!私は彼らを束ねるに値する騎士団長になれなかった。 <p> 出発の時が来た。希望の騎士よ、私の足跡を辿るのなら、少なくとも修道院の地下は侵入出来ぬようになっている事を覚えておくように。私の指輪だけが階段への道を開けるよう封印を施しておいた。そこには騎士団に残された唯一のRelicsであるthe Cuirassと共に同胞達が安らかに眠っている事だろう。もしかするとあなたこそが騎士団を再建する人物なのかも知れない。もしそうなら、West Wealdの修道院に向かいなさい。指輪を使い、修道院の建物の地下に。あなたが真の騎士ならば、そこでCuirassを見つけ、手に入れる事が出来るだろう。 <p> the Nineがあなたを守護し、導いて下さるように。さらば。 <p> Sir Amiel<br> Priory of the Nine<br> The West Weald<br> County Skingrad<br> Year 153 of the Septim Era<br> }}}} #pre{{{{ <BR> <font face=5> この手記は過ちの記録である。我が過ちの。 <p> 率直に言って、明らかだろう。この手記を読んでいるということは、そなたが、Crusaderの祭壇の深部で斃れた我が死体の側に立っているといことが。おそらくは、神々はせめてもの餞として、私が死ぬ前に、聖なるHelmを垣間見せてくれたことだろう。もっとも、私にその資格はないが。私はそなたが聖なる騎士であると信じたい。そして、我が遺志であるCrusader's Relicsの探求の旅を継いでくれると。我が希望であるSir Knightよ、そなたにこの遺言を託す。我が過ちの記録がそなたの役に立ち、我が二の舞を演じることがなきことを。 率直に言って、明らかだろう。この手記を読んでいるということは、そなたが、Crusaderの祭壇の深部で斃れた我が亡骸の側に立っているという事だ。おそらくは、神々はせめてもの餞として、私が死ぬ前に、聖なるHelmを垣間見せてくれたことだろう。もっとも、私にその資格はないが。私はそなたが聖なる騎士であると信じたい。そして、我が遺志であるCrusader's Relicsの探求の旅を継いでくれると。我が希望であるSir Knightよ、そなたにこの遺言を託す。我が過ちの記録がそなたの役に立ち、我が二の舞を演じぬよう。 <p> 我が過ちによりもたらされたものは、私自身の死だけではなかった(長い生おいて死とは些細なことだ)。人よりも神に仕えるという、より高次の目的への献身というKnights of the Nineの崇高な理想…これが我が過ちだ。これよりそれを記す。 我が過ちによりもたらされたものは、私自身の死だけではなかった(長い生において死とは些細なことだ)。人よりも神に仕えるという、より高次の目的への献身というKnights of the Nineの崇高な理想…これが我が過ちだ。これよりそれを記す。 <p> これを書いている現在、無人のPrioryの中では、私のペンを走らせる音しかしない。我が最後の旅となるHelm of the Crusader探求の支度は完了しつつある。成功の可能性が少ないことは知っている。私には荷が重過ぎる仕事だ。Sir CaiusやSir Berichなど他のKnights of the Nineが名を連ね、我々の栄光の日々が紡がれていた頃に、次代のKnights of the Nineに任せておくべき仕事だった。悲しいかな、もはや次代を担う者たちは消えた。今やSir Berichは我が仇敵となり、我が古き戦友たちは皆命を落とした。私は最後の一人。失敗騎士団の最後の頑固な騎士なのだ。 <p> 私は長い間、Order崩壊の責任をSir Berichに押し付けてきたが、年老いた今なら理解できる。この悲劇の責任は私にあるのだということを。今思えば不和の種は、後々まで実らぬだけで、早い時期から存在していた。初期の血気盛んな頃、Sir CaiusとSir Torofと共に向かったCuirassの探索の時でさえ、私は自分の個人的な手柄に固執していた。私はCuirassを私物化し、修道院に収容された後も、それを着て戦うことで、Cuirass発見に対する信奉者や民衆からの賛辞を一身に受けた。後は同じような話だ。Sir Berichによって発見されたSwordとGreavesは彼の私物と、GauntletsはSir Casimirの私物と化した。何が悪い?滅ぼすべき悪が現れるまで、聖なる武具を腐らせておくのか?聖なる武具を発見した騎士以上に、それを着るに相応しい人物がいようか?我々は自分にそう言い聞かせた…私は自分にそう言い聞かせた…しかし、これが悲劇の始まりだったのだ。 <p> 自身のRelicsを携えて、戦場へと向かおうとしたSir Berichを止める資格が私にあっただろうか?私に。Cuirassに執着し、他の誰にも渡したくないと思っていた私に。Sir Berichは間違いを犯した。だが最初に間違いを犯したのは私だった。ゆえに、Relicsを巡る諍いの責任は、まず私に帰せられる。 騎士団のリーダーで創設者である私に。より高い手本を示すべきだったにも関わらず、Relicを最初に私物化した私に。 自身のRelicsを携えて、戦場へと向かおうとしたSir Berichを止める資格があっただろうか?この私に。Cuirassに執着し、他の誰にも渡したくないと思っていたこの私に。Sir Berichは間違いを犯した。だが最初に間違いを犯したのは私だった。ゆえに、Relicsを巡る諍いの責任は、まず私に帰せられる。 騎士団のリーダーで創設者である私に。より高い手本を示すべきだったにも関わらず、Relicを最初に私物化したこの私に。 <p> Sir Berichのその後の行動についての評価は後世に委ねるつもりだ。しかし、騎士団の解散について彼を責めるつもりは全くないことだけは分かって欲しい。もしも彼と話せるなら、私はそのように伝えるだろう。今や、かつての騎士団の生き残りは私と彼だけになってしまった。他の騎士たちは皆死んでしまった。私は彼らの亡骸を探し、彼らのように敬虔な戦士たちに相応しい場所であるPrioryの地下墓所に埋葬することに力を費やしてきた。惜しむらくは、私が彼らに相応しいリーダーになれなかったことだ。 <p> そろそろ、Helm探求の旅に出ることにしよう。 Sir Knightよ、そなたが我が足跡を辿るのなら、知っておくべきことがある。Prioryの地下は無傷のまま残っているだろう。私は地下へと続く階段を封印した。それを解くことができるのは我が指輪だけだ。そこには、Orderが安置する唯一のRelicであるCuirassと共に、私の戦友たちが眠っているだろう。公式にはOrderは解散したが、いつの日かKnights of the Nineが復活すると私は信じている。おそらく、Orderの再興するのはそなただろう。もしそうなら、West WealdにあるPrioryに向かうのだ。我が指輪を使い、Priory Houseの地下に入れ。そこでそなたはCuirassを見るだろう。そなたが真の騎士ならば、正当なる権利が与えられるだろう。 そろそろ、Helm探求の旅に出ることにしよう。 Sir Knightよ、そなたが我が足跡を辿るのなら、知っておくべきことがある。Prioryの地下は無傷のまま残っているだろう。私は地下へと続く階段を封印した。それを解くことができるのは我が指輪だけだ。そこには、Orderが安置する唯一のRelicであるCuirassと共に、私の戦友たちが眠っているだろう。公式にはOrderは解散したが、いつの日かKnights of the Nineが復活すると私は信じている。おそらく、Orderの再興を為すのはそなただろう。もしそうなら、West WealdにあるPrioryに向かうのだ。我が指輪を使い、Priory Houseの地下に入れ。そこでそなたはCuirassを目にするはずだ。そなたが真の騎士ならば、正当なる権利が与えられるだろう。 <p> そなたにNineの守りと導きがあらんことを。さらばだ。 <p> Year 153 of the Septim Era<br> County Skingrad<br> The West Weald<br> Priory of the Nine<br> Sir Amiel<br> }}}}