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Tamriel/Books/Fools'_Ebony
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愚者の黒檀(Fools' Ebony)
著者:Frincheps
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登場人物
前口上
冒険者、ダーク・エルフの悪党
Komon、Akatoshの僧侶
Lheban、別のAkatoshの僧侶
後口上
Stete、Julianosの僧侶
Raic、別のJulianosの僧侶
Shub、魔術師
Shub、同名の別の魔術師
Nephron、やや下品な商人
5人の鍛冶屋
Ortho
Crunn、Millieの夫
好色な伯爵夫人
Millie、宿屋亭主かつ哲学者
Gurnsey、頭の緩い給仕
宿屋の様々な給仕とチンピラ
兵士たち
ドワーフたち
巨人たち
---------------------------------------------------------...
第1部
僧侶とNackles〔※1〕に関して、Akatoshの2人の僧侶から冒険...
第3紀の停滞状態のDaggerfallとその周辺
Frostfall月〔※2〕の朝方。〈死神〉亭。前口上が登場する。
前口上:我らが大根役者の諸君、台詞を試して思い出すこと、...
前口上が退場する。
冒険者が登場する。
冒険者:何ともおかしな会話だったな、あの2人の魔術師のと...
2人のAkatoshの僧侶(LHEBAN、KOMON)が登場する。
LHEBAN:失礼、ご一緒してもよろしいでしょうか? ……良かっ...
冒険者:くつろいでくれ、そこは俺のベンチというわけじゃな...
LHEBAN:ああ、仕事中ではありませんよ。内なる生命力を呼び...
KOMON:僕らはよくここに来ては、ローブをたくし上げて跳ね回...
(Komonがクスクスと笑う)
LHEBAN:慰安と祝福を必要とする方を探しつつ、ですよ、もち...
KOMON:ああ、そうとも、ああ、そうとも……この前の夜に外にい...
(LhebanがKomonを蹴る)
KOMON:……まあ、とにかく、僕らのハイ・プリーストは「道に迷...
LHEBAN:彼が言っていたのは、「少し外に出ろ」ということで...
KOMON:そう、変な奴さ、本当……だから、僕らは1人もオトせな...
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:私達は共に同じヴィジョンを見ているのです――実に奇...
冒険者:話してくれ、俺はどこかに急ぎというわけじゃない。
LHEBAN:えーと、私達は耳にしてきたのです、何か……言葉のよ...
冒険者:あんたが言ったのは、“Nich”かい、“Nack”かい? ち...
LHEBAN:それについて何かしらご存知かもしれませんね――この...
冒険者:Nacklesか! ダーク・エルフが何人か、その名前を使...
KOMON:そう、その悪党ども、あの武器の元になる魔法の材料に...
LHEBAN:(Komonに)Komon! この奴さん、耳は尖ってるし、...
KOMON:やあ、すまない。言い過ぎたけど、悪気は……うう……
冒険者:ああ、構わん。この頃はおかしな時代だよ。なあ、場...
LHEBAN:えー……もちろん、そうお望みなら……さあ、もう一杯、...
KOMON:そうとも、2時間はある、あのブロンドのおチビちゃん...
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:(Komonに)静かに! 思い出せよ、あの子の住所をハ...
(一同に)さてさて、物語というのはこうです、私が最もよく...
KOMON:卑劣で冷酷な百姓ども! まあ僕だったら、〔百姓の〕...
LHEBAN:まったくだね、Komon! 覚えておこう、あの哀れな魂...
KOMON:で、上司の奴の書斎にいるのは誰だい〔※4〕?
LHEBAN:あー……とにかく。こういう風に、もう少し進みます。...
KOMON:どうして、また、上司の奴の話をしているのさ、Lheban?
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:このKomonのことは、本当に、どうかお許し下さい――お...
冒険者:もう随分と前だが、Hammerfellの地下のFang Lairで、...
KOMON:(Lhebanに)Sheogorath、奴はFang Lairで何している...
LHEBAN:(Komonに)シッ! 奴が私の思う通りの奴なら、お前...
KOMON:割れ目を這い登り……穴を通り忍び寄り……
LHEBAN:地下牢からジクジクと漏れ出て……
KOMON:忍び笑いながらガーデローブ〔衣装かけ〕を上り……
LHEBAN:ちょうど、その子の所に! そして、その子が悪そう...
冒険者:〈愚者の黒檀〉〔Fools' Ebony〕――そりゃ何だい? ...
LHEBAN:今、何と? 興味深い……とても……ええ、それを少しお...
KOMON:鞭? 僕も好き。
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:さて、その小僧が本当に本当に悪い子であったならば...
KOMON:後ろにいる、あの悪い女の子たちは見逃して欲しいよね。
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:えー……それで、私達ならば彼らを助けられるわけです...
KOMON:それは知ってる、ヤってる、ヤってる……
(LhebanがKomonの鼻をつねる)
LHEBAN:まあ、とにかく、この辺に流布している話によれば、...
KOMON:なあ……言うけど、それは僕らの代理業者の問題だよ……
(LhebanがKomonを投げ衝立を破る)
LHEBAN:とにかく、以上が、この辺に流布している、このNackl...
冒険者:そうだな、俺の推測では、その……あー……ひどくダーク...
LHEBAN:ええ、結局、そういうことでしょう……もっとも、その...
KOMON:なあ、って言うか、それは僕らが女の小僧に使う手じゃ...
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonの頭を瓶で殴る)
(Komonが気を失い倒れる)
冒険者:それは実に興味深い話だな、紳士諸君。さあ、もう1...
LHEBAN:そのあなたの心ある振る舞いに祝福あれかし、友よ。
冒険者:ありがとうよ、俺も1杯か3杯か貰えると嬉しいんだ...
LHEBAN:ふむ、部外者には教えないことになっているのですけ...
冒険者:ますます興味深い――どうぞ、話してくれ。
(Komonがふらつきながら立ち上がる)(Komonがシャックリす...
KOMON:改宗に行く時間だ、あの街灯娘〔※7〕のおチビちゃん...
(Komonが退場する)(舞台裏から女の悲鳴)
LHEBAN:友よ、Komonのことはお許し頂けますでしょう。彼は、...
冒険者:おお、まったく問題ない、すっかり俺らは分かり合え...
(Lhebenと冒険者が退場する)(後口上が登場する)
後口上:ここまでの本劇のクオリティはご容赦くださいませ。...
(ファンファーレ)(後口上が退場する)
ほぼNackles伝説に関する第1部、完。
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第2部
ほぼ〈愚者の黒檀〉と諸々の寺院に関して
同じ場所、同じ宿屋。1本か2本の酒瓶の後。前口上・冒険者...
前口上:我らが喜劇は、ここまで、大して進展しておりません...
(RAICとSTETEが登場する)
RAIC:こんばんは、Lheban! こんばんは、見知らぬお方。こ...
冒険者:これは、どういうわけだい、それはそうと――僧侶がみ...
RAIC:よくある思い違いだよ、友よ……
LHEBAN:……しかし、〔Stendarr寺院は〕私達が応援しているも...
RAIC:まったく、ワシらはみな親しく協力していて、必要とあ...
LHEBAN:……情報を交換したり……
RAIC:……資金を共有したり……
STETE:……シスターを融通したり……
(LhebenがSteteを蹴る)(前口上が登場する)
前口上:愉快なドタバタをお邪魔いたしまして申し訳ありませ...
(前口上が退場する)
LHEBAN:……その他いろいろ……
RAIC:だが、それはワシらの……聖なる仕事の役に立つ――ワシら...
LHEBAN:もっとも、1つか2つか、あー……宗教組織……ふむ、の...
RAIC:まったく、まったく……ケダモノ、まさしくケダモノ……
冒険者:例えば……?
LHEBAN:えーーーと――1つにはDark Brotherhood……卑劣な暗殺...
(脇のRaicに)
この奴さん、気前の良いタチらしい……魔術師連中と〈愚者の黒...
RAIC:(脇のLhebanに)さて、本当に……何とも興味深い……
(一同に)さあ、お前さん、もう1本やりたまえ――こいつはア...
冒険者:ありがとよRaic、お気遣いなく……
LHEBAN:まあ、続けさせて下さい――この〈愚者の黒檀〉のこと...
RAIC:そう、〈愚者の黒檀〉……
LHEBAN:ええ。さて、〈愚者の黒檀〉です。えーと、普通の黒...
STETE:あの流行歌〔はやりうた〕は、どんな風かねえ……?(歌...
古のドワーフたちは、みんな、どこに行ってしまったのか、と...
(Lhebenが宿屋亭主をSteteの方に投げる)(Raicが宿屋亭主と...
LHEBAN:私が聞いた話では、Wrothgarians〔山脈〕の北の方に...
(Steteが立ち上がる)(LhebenがSteteを蹴り倒す)(冒険者...
LHEBAN:おお何とも! ああ、許して下さい、友よ! あなた...
冒険者:ああ、まったく構わん、アンタは〔冒険者が黒檀製品...
LHEBAN:ありがとうございます、親切なお方。さて、それなら...
冒険者:その未加工の原料というのは、効果も……それに力も……...
RAIC:いかにも! いかにも!
LHEBAN:ええ、その通りです! 大半はそうです! ええ、こ...
冒険者:なるほど、俺が魔術師の連中から……あー……聞いた話に...
LHEBAN:そう、まさしく、それは何なのですか、友よ……もちろ...
冒険者:ああ、もちろん教えるとも! 思うんだが、俺達なら…...
LHEBANとRAIC(一緒に):いかにも、ああ、そうとも!
冒険者:そうかい、よし、それで、この魔術師の連中なんだが―...
LHEBAN:私の情報どおり! ほら……この辺では、冬になると寒...
STETE:……ちょうど僕のシスターみたいに……〔※10〕
(LhebenがSteteの腕を咬む)(Steteが悲鳴を上げ気を失い倒...
冒険者:鍛冶屋は、みんな、彼らの火床と炉を動かしておくの...
LHEBAN:……魔術師は、みんな、彼らの馴染の品々を暖めておく...
RAIC:……王族は、みんな、彼らの伯爵夫人を走らせておくのに...
LHEBAN:……農夫は、みんな、彼らの家畜を暖めておくのに取り...
冒険者:それに、カミさんとガキの居るSheogorathにとっても...
RAIC:お前さんの言葉は真に正しい!
LHEBAN:知恵あるお方です、まったく! 本当!
冒険者:それで、この〈愚者の黒檀〉は、どこで手に入るんだ―...
LHEBAN:あなたは指(よく見ると6本なのですねえ――ああ、す...
冒険者:あの魔術師たちから俺が立ち聞きしたのとそっくりだ...
RAIC:お前さんはしなかったろうな……その魔術師たちに……話す...
冒険者:ああ、しなかった。そこに俺がいたことさえ、連中は...
(脇台詞)とにかく、今はまだな……
LHEBAN:良いです、良いです――ご存知のように、あの魔術師た...
RAIC:素晴らしい。ワシの思うところ、友よ――いや、お前さん...
冒険者:ああ、まったくだな、相棒! しかし、そこに行くに...
LHEBAN:問題ありません、相棒。私達の寺院にあります……ある...
冒険者:ああ、もちろん! ああ、もちろん! さて――最後の...
LHEBAN:賛成、そうしましょう! まず私達に必要なのは情報...
RAIC:商人も見つけておかねば。ワシらのために切り盛りして...
LHEBAN:それから、口を塞いでおくこと!
冒険者:俺がチョイと商人に当たってみよう……1つか2つかコ...
LHEBAN:ああ、なるほど! 幾らか必要ということですね……言...
RAIC:(Lhebanに)Steteの奴の財布から失敬しよう――奴さん、...
LHEBAN:ありがとう、Raic。さあ、だいたい100ゴールド――...
冒険者:ああ、いいとも、事を始めるには充分過ぎるほど、紳...
冒険者:よろしい! 話は決まり。1週間だ!
(Lheban、Steteを引きずるRaicが退場する)(冒険者が退場す...
(後口上が登場する)
後口上:ああ、疑いなく、今や事は起こりつつあります。パト...
かくして、第2部、完
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第3部
魔術師ギルドにて、1〜3日後
(前口上が登場する)
前口上:私達は今や、我らが支離滅裂な叙事詩の道半ばに差し...
(冒険者とSHUBが登場する)
冒険者:よう! 誰かいるかい?
SHUB:こっちだ、お若いの、隅の方だ……
冒険者:おはようさん。アンタのこと、呼んでいいかい……Shub...
SHUB:ああ、いいとも、Shubはワシの名だ、そうShub……お前さ...
冒険者:俺達には、ちょっと……プライバシーってのがあってい...
SHUB:ここではプライバシーなんぞ不要だ! ワシら魔術師は...
冒険者:〈愚者の黒檀〉って?
SHUB:そのドアからすぐ出ろ……! 右を向け……左を向け……〔※1...
(バンという大きな物音)(SHUBが登場する)
よし! さあ、お前さん――おお、ところで、ワシの相方の魔術...
SHUB:むむむむ。
SHUB:さて、お前さん、〈愚者の黒檀〉と言ったな……?
冒険者:ああ、俺は、黒檀にはチョイと詳しいもんだと自負し...
SHUB:よく見れば、お前さん、黒檀の護符に、黒檀のカタナも―...
冒険者:このオモチャに触らんでくれ、紳士諸君、頼むぜ!
SHUB:すまんな――ただ、ワシらはこうして、そういう上等な品...
SHUB:……その収集も……
冒険者:ところで、この前、もちろん単なる偶然なんだが、寺...
SHUB:ああ……ワシらも似た噂は聞いている。そのブツは少しは...
SHUB:ああ――ああ、そう、そうとも、そんなところ……いかにも……
(脇台詞)何であれ、あの秘密は隠しておかねば。
冒険者:で、そのマヌケな僧侶たちの話し振りでは、連中、そ...
SHUBとSHUB(一緒に):どこで! 誰が! 奴らが言ったのか...
SHUB:お前さん、自分が聞いていること、連中に気づかせなか...
冒険者:もちろん、そんなことない! アンタら何だって俺に...
SHUB:落ち着け、頼むから……そうしてくれ……まあ、そのカタナ...
SHUB:そう、ピリピリしてくる、本当……
SHUB:ほら、座ってくれ。そこだ。マルド・ワイン〔※14〕は...
SHUB:それで、奴ら、その位置は知っているようだったか?
(脇台詞)ふむむむむ。これは、つまり、我々は早く素早くス...
冒険者:おお、そうだな! 連中の話し振りでは、数週間かそ...
SHUB:おお何とも! おお、まったく何とも! おおお……
SHUB:ところで。お前さん、この〈愚者の黒檀〉のこと、かな...
SHUBとSHUB(一緒に):……宮殿に売って……あの愚かな錬金術師...
SHUB:……まあ考えてくれ、その金を全て合わせたら、と……
SHUB:問題はだ、お若いの――ワシらは荷車にブツを積んでここ...
SHUB:信頼できる商人を何人か捕まえて……
SHUB:そいつに呪文をかける!
SHUB:……商人を何人か、ワシらのための仲買人、のようにして...
冒険者:しかし……それなら、どうして出遅れてるんだい、紳士...
SHUB:お前さんは正直そうな奴だな。教えてやろう――いいかね...
冒険者:まったく、そうだな――心から慎重に行動することにし...
SHUB:実を言うと、そのブツが、荷馬車何台分ものそのブツが...
SHUB:ワシらはアウト・ドア派ではない。
SHUB:街の中の方が、ずっと安全だ。
SHUB:ずっと暖かくもある。
SHUB:ワシらが用意せねばならんだろう食料の数々を考えてく...
SHUB:外にいる、あの嫌らしい生物の数々を。
SHUB:荒野のワシらのところには、あの誘惑者は決してやって...
SHUB:あの嫌らしい僧侶どもを遠ざけておくためには、護衛を...
SHUB:それに、あの下品な性格の連中……商人と取引する心労。
SHUB:鍛冶屋と。
SHUB:王族と。
冒険者:むむむ。話は分かった、と思う。アンタらは――荒野に...
SHUB:その通りだ。それに、有能で使える商人をワシらのため...
SHUB:大きな大きな倉庫や、流通サーヴィスや、そういうもの...
冒険者:よろしい、紳士諸君。俺に手を貸させてくれ! アン...
SHUB:ワシらを出し抜く奴なんて、いないいない……
(前口上が登場する)
前口上:これは、淑女と紳士の皆様、皮肉というものでござい...
(前口上が退場する)
冒険者:そうだな、俺なら、アンタらのために丁度いい商人を...
SHUB:ふむ……ワシらに手を貸すとお前さんは承諾してくれたの...
SHUB:ああ! ああ、いかにも、あそこにはタンマリある……つ...
冒険者:で、この位置がどこなのか、大まかに知っておかない...
SHUB:いいかね――ここに金貨で500枚ある。行って事を始め...
SHUB:ああ……ワシらなら、いつも、もうチット稼いでおる。
SHUB:(脇のShubに)黙っておれ!
(ShubがShubに呪文を放ち、Shubは消し炭になり、そして再び...
(一同に)すまんね……何の話だったか……おお……商人、護衛、荷...
SHUB:だが、あの僧侶どもはどうする?
冒険者:そこでチョイと俺に考えがある。連中とネンゴロにな...
SHUB:お前さんはプロだな! そら、地図で教えてやる……ふむ...
冒険者:そうだな……見たところ……ふむむむむ……一年のこの時期...
SHUB:持っていくのは駄目だぞ、もちろん……今これを外に出す...
冒険者:おお、そうかい。構わんさね。おい、もう少し金を貰...
SHUB:お前さんがそう言うなら……ああ、ワシらはピッタリの、...
SHUB:おお、まったく、いかにも。
冒険者:それで――準備を終えたら、アンタらのところに……あー…...
SHUBとSHUB(一緒に):い、いや……ワ、ワシらは、このギルド...
冒険者:残念だね、紳士諸君。ふむ、それじゃ、そうすること...
SHUB:それでは、1週間!
(Shub・冒険者・Shubが退場する)(後口上が登場する)
後口上:ShubとShubです、淑女と紳士の皆様。飛び切り間の抜...
かくして、第3部、完
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第4部
商取引、鍛冶屋が加わる。様々な議論が幾らか為され言葉がフ...
市場の近く、“Nephron万屋”という商店の裏手。
その1日後。
(前口上・冒険者・NEPHRONが登場する)
前口上:冒険者と商人Nephronを演じる役者たちが芝居がかった...
冒険者:それで分かるだろ、Nephron君、ここで俺達が持ってい...
NEPHRON:特に王族から――ひとたび連中の内の1人が何か新しい...
冒険者:それに忘れないでくれ、鍛冶屋が鍛治炉のために欲し...
NEPHRON:お前さんは魔術師の連中をうまく手玉に取っているよ...
冒険者:それに役立つかもしれない思い付きがあるんだが……Kom...
NEPHRON:ふむむむ。確かに……街のこの辺の下々の“本当の生活”...
冒険者:ああ、あの僧侶ども、海辺から下った近くに“静修所”...
NEPHRON:おお、そうとも、その場所はワシも知っている――よく...
冒険者:それじゃ、俺は僧侶どもとお喋りを続けて、俺達のち...
NEPHRON:それがいい! それと、ワシらの結社〔※20〕……い...
冒険者:ああ、最近じゃ、特に日が暮れてからは外は危ないか...
NEPHRON:分かった。ワシらはお前さんにチョイと……護衛を用意...
(Nephronがヒッソリと退場する)(5人の鍛冶屋が登場する)
(鍛冶屋たちと冒険者が戦う)(冒険者が倒れる)
(鍛冶屋たちが冒険者を縛り上げ、それから冒険者の目を覚ま...
鍛冶屋1:オウケイ、野郎ども。スプリガン〔※21〕をウロチ...
鍛冶屋2:それに、お前さんがNephronと本当は通じていること...
鍛冶屋3:それに、お前さんが僧侶と魔術師に二股をかけてい...
鍛冶屋2:お前さんとNephronは、実際、Akatosh礼拝堂に“良い...
鍛冶屋1:だが今や、俺達はあの〈愚者の黒檀〉が供給される...
鍛冶屋4:お前さんを拷問にかけることもできる……
鍛冶屋3:お前さんの計画を僧侶どもに教えることもできる――...
鍛冶屋5:魔術師どもに教えることもできる――連中、本当に本...
鍛冶屋1:だが、それより、お前さんには俺達のギルドに“入っ...
鍛冶屋2:しかし、お前さんの仲間として、俺達の徒弟を1グ...
鍛冶屋4:その徒弟は、日頃、俺達の製品を全てテストしてい...
冒険者:紳士諸君、紳士諸君! 頼むぜ――その取引は確かに丸...
(鍛冶屋5が火かき棒で冒険者を打つ)
おおお……ああ、そうくると思ったぜ……
鍛冶屋5:ご名答! それに私はニンフ〔※22〕さ!
冒険者:なるほど、なるほど、なるほど、アンタらは本当に説...
鍛冶屋1:よし。俺達のやり方を分かってくれると思っていた...
鍛冶屋3:それでは、お前さんの準備を進めてくれ、Nephronと...
冒険者:了解した、紳士諸君。ああ、アンタらはまったく本当...
(偉丈夫な徒弟のORTHOが登場する)(冒険者が解かれる)(5...
冒険者:やあ、名前は?
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:俺の……護衛を?
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:アンタら、身なりが色々とかなり俺に似ているけど。...
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:そりゃ、よかった。(脇台詞)俺の親父がよく言って...
(冒険者とOrthoが退場する)(後口上が登場する)
後口上:本劇は6部構成でありまして、その第4部をちょうど...
(後口上が退場する)
かくして、第4部、完
---------------------------------------------------------...
第5部
僧侶たちの下に戻る、最終計画、1人か2人の殺害が知らされ...
Frostfall月の半ば近く、〈桃色ニンフ〉亭。
(前口上・冒険者・Ortho・Nephron・5人の鍛冶屋が登場する)
前口上:我らがゴロツキのダーク・エルフたる冒険者は、哀れ...
(前口上が退場する)(Akatoshの僧侶Lhebanが登場する)
LHEBAN:やあ、こんばんは、ご一緒してもよろしいでしょうか?
冒険者:まあ……もう来ちまったからには――構わん。それで、こ...
LHEBAN:お聞きになっていない、ということですね――ああ、お...
冒険者:まったく、まったく、本当に忙しかった……
LHEBAN:それなら、お教えしますが――ああ、本当に酷い事件で...
冒険者:ああ、もちろん――アンタら、かなり働き過ぎのようだ...
LHEBAN:ええ……思い出して下さい、Komonは去り際にいささかお...
冒険者:〔街灯娘の〕連中は揃って瓜二つに俺には見えるね、...
LHEBAN:ああ何とも! ええ、短い話を更に切り詰めれば、Kom...
冒険者:それで――女の方は逃げたのか? Komonの方は捕まった...
LHEBAN:ええ、Komonの奴、ほろ酔いでしたが、強風に吹かれた...
冒険者:おお、なるほど。その伯爵夫人は当然だな、こんなと...
(更に2人の僧侶JulianosのRaicとSteteと、武装した4人の街...
RAIC:こんばんは、Lheban。こんばんは、冒険者。それから――
ORTHO:オレ、Ortho。
RAIC:うむむむ。チャーミングだ。それでLheban、お前さんに...
冒険者:やあRaic。それに、やあStete――シスターの具合はどう...
STETE:おお、グレイトだね。
(RaicがSteteに火をかけるが、それは消える)
LHEBAN:そうとも、分かっている、分かっている。ああ、その...
冒険者:ふむ……俺達ならチョイと手を貸せるんじゃないか? ...
LHEBAN:ああ、Komonのことは本当にすまなかった! だが、そ...
RAIC:ふむむ。大勢いる“永遠に”借金漬けの僧侶のように〔な...
LHEBAN:ああ。こういう風になるのは予想していて、それ〔※2...
冒険者:言うまでもないが、Lheban。もしも――「もしも」って...
LHEBAN:そうです、そうです! うまくいくかもしれません!...
冒険者:それは俺に任せてくれ、俺なら……ある連中にアプロー...
LHEBAN:ああ、ああ、何と感謝したものでしょう?
冒険者:それで、俺の小旅行の準備を仕上げるためには、かな...
LHEBAN:ふむ、ええ、その余裕はある、と思います――もう地図...
冒険者:安心してくれ! ――このマントの中に、みんな入って...
LHEBAN:いいです、いいです――少し気が落ち着きました。おお...
STETE:教団〔Brotherhood〕……? 僕らのシスターたち〔siste...
(RaicがSteteを掴み、LhebanがSteteを大槌で打つ)
冒険者:で、Raic、アンタとアンタの宗派はどうなんだい? ...
RAIC:すぐ出せる。ワシらは、まったく新しい僧侶の宗派を得...
冒険者:よろしい、紳士諸君――ああ、Steteもな――これだ!
(冒険者が地図を広げ、それをRaicに渡す)
おお、Zenitharの両腕にかけて、これほど骨を折らなきゃなら...
(冒険者がRaicに小さな革のバッグを渡す)
RAIC:ありがたい、ありがたい。認めねばならんことだが、ワ...
冒険者:よし、よし!
(Steteがシャックリする)
STETE:ねえ、みんな、こういうのは聞いたことない――僧侶はロ...
(冒険者・Lheban・RaicがSteteを打ち、彼は気を失う)
RAIC:なあ、このSteteの小僧を本当に何とかしてやらねばなら...
冒険者:ああ、第二のKomonになりかねない――そいつは本当に御...
LHEBAN:ふむむむむ。彼のシスターというのは――彼女は本当に―...
RAIC:ああ、いかにも。ああ。ああ、いかにも。ワシらは彼女...
LHEBAN:思うに、ブラザー、彼女は自らの振る舞いの過ちを知...
RAIC:ああ、きっと確かに……ふむむむ……
LHEBAN:いささかDibelytical〔※28〕で神学的な論点ですけ...
RAIC:いかにも、鋭い意見だ! ふむむむ……それは、お前さん...
LHEBAN:その通り! いいかい、これは困難で骨が折れる面倒...
RAIC:ふむむむ……まったく。だが、やりがいあることではない...
LHEBAN:それから……私個人としては……ずっと安心するだろうね…...
冒険者:やあ――そいつはアンタら2人には良い考えだろうな、...
RAIC:非常によろしい! Lheban、奴のシスターを一緒に連れ...
LHEBAN:Edward山のあの肩〔※29〕まで登ったところの、あの...
RAIC:ドアは鍵がかかるし……
LHEBAN:壁は厚いし……
RAIC:地下室は広いし……
LHEBAN:よし! それで決まりだ。神学的静修! ああ素敵!
RAIC:当然、一度ワシらが……あー……その振る舞いを隅々まで知...
LHEBAN:それは同意見。始めようか、そうだね、明後日では?
RAIC:よろしい! 冒険者、落ち合うことにしよう、ああ、あ...
冒険者:もちろん、持っていてくれ、俺は写しがある。それと...
RAIC:お前さんのために準備は万端だ――ふむ、〔落ち合うのは...
LHEBAN:ふむむむ。いいところを突いたねえ……確かに! 現場...
RAIC:非常によろしい! しかし……ふむむむ……もうすぐ冬がや...
LHEBANとRAIC(一緒に):……二三、入り用の物を用意しないと…...
(Lheban・Steteを引きずるRaic・街の衛兵が退場する)
NEPHRON:それで?
冒険者:上出来。そっくり俺が言っていた通りに事は運んだ。...
NEPHRON:ところで、ShubとShubという、あの魔術師どもが姿を...
冒険者:それで、準備は?
NEPHRON:ああ、明日の午後に私の倉庫のところに来てくれ。そ...
ORTHO:Orthoも……
NEPHRON:おお、そうとも、お前さんの仲間を忘れんようにな。...
冒険者:それじゃ、明日!
(一同が退場する)(最後に立ち去る人物は、ちょうど変装し...
後口上:さて、本劇は残すところ1部のみでして、私は緩んだ...
第5部、完
---------------------------------------------------------...
第6部
第3紀の停滞状態のDaggerfallとその周辺
第1場:〈死神〉亭の冒険者のスイート・ルームにて。
前口上・冒険者・Orthoが登場する。Orthoがベッドに潜り込む。
前口上:我らが吟遊詩人が例のお馴染の大衆歌『ようこそ、さ...
(前口上が退場する)(冒険者が服を脱ぎ始める)
(ドアをコツコツと叩く音。冒険者が驚いて跳び上がる)(Ort...
冒険者:誰だい、そこにいるのは? 今、行くから!
(ドアを開ける――慎重に)(伯爵夫人が登場する)
冒険者:あー、ふむ……あー……入ってくれ! どうぞ。
(足首にかかったズボンにつまずきながら冒険者が後ずさる……)
伯爵夫人:驚かせちゃって本当にごめんなさい、でも私達には...
(包帯を巻く、今度は上手に)
冒険者:ああ……ついさっき、また開いちまってね。夜の体操を...
伯爵夫人:この切り傷、どうしてこしらえたの――この質問、気...
冒険者:いや、全然。俺は……喧嘩してね、この前。こいつらイ...
伯爵夫人:本当? この布は魔術師のローブの切れ端のようだ...
冒険者:ああ、そうとも、連中の内の2人は魔術師だった。
伯爵夫人:あらまあ! あなたったら、うまく立ち回ったに違...
冒険者:おー、あー、んー、喧嘩の経験は一二度だよ。失礼だ...
伯爵夫人:あら、本当にごめんなさい、ちゃんとした自己紹介...
冒険者(脇台詞):Oblivionにかけて、今、何と?
伯爵夫人:ほら、このローブを脱ぐの手伝ってちょうだい、こ...
冒険者(脇台詞):助けてくれ。
伯爵夫人:ほら、その着古したシャツを脱ぐの手伝ってあげる―...
冒険者(脇台詞):ふむ、今度は鍛冶屋の連中ではないんだな...
伯爵夫人:うん、どこも申し分ないようね……まったく申し分な...
冒険者:あー……で、Ave――教えてくれるかい……あー……お前さん自...
伯爵夫人:お望みなら――ちょっとだけ――
冒険者:ほら、チョイとワインをやりなよ……
前口上が登場する
前口上:ここで、我らが有能なる脚本家の台詞は脚本家・俳優...
伯爵夫人:私は自分が私生児だったに違いないと思うの。私だ...
前口上:伯爵夫人は自らの兄弟との違いを更に語ります。
伯爵夫人:私の姉妹が10通りの会釈の仕方を学んでいる間、...
前口上:伯爵夫人は彼女の訓練の詳細に入っていきます。
伯爵夫人:幻影魔法の流派は、かなり上達したわ。下の階で、...
前口上:伯爵夫人は愉快な逸話を一つ語り、それから続けます。
伯爵夫人:それから、都合の悪い日は、私はよく父の蔵書を漁...
前口上:伯爵夫人は現在の退屈な状況を語ります。
伯爵夫人:上の宮殿の生活なんて、本当につまらないものよ。...
前口上:伯爵夫人の姉妹は訪問客たちをもてなすのです。
伯爵夫人:それに私の兄弟は今は高等植物学を勉強していて、...
冒険者:だが、この下々じゃ危険じゃないのか? この前、さ...
伯爵夫人:あのチビのお馬鹿さんは私の従妹、私に言わせれば...
冒険者:あー、話題を変えないか? ……いったい何を持ってい...
伯爵夫人:ほら、見せてあげる……
冒険者:おお何とも、こいつは素敵な……ナイフだ……
伯爵夫人:それに、もっとあるのよ……
冒険者:おお、なるほど……
伯爵夫人:でも、今の私達には、こんな馬鹿馬鹿しい嫌らしい...
冒険者:何とも、何とも――いやはや、こいつは本物の武器とい...
伯爵夫人:例の黒檀〔※34〕を試してみる時間じゃないかしら...
前口上:この点では、広範な部分が削除されております。しか...
(前口上が退場する)
冒険者:本当にあの荒野に出て行くつもりなのか?
伯爵夫人:あら、もちろん。ここじゃ、私はすっかり退屈して...
冒険者:それなら大丈夫。俺達が、どこに、なんで行こうとし...
伯爵夫人:あら、もちろん。Daggerfall中で持ち切りだもの。...
冒険者:何の……?
伯爵夫人:あら、あなたの命の。
冒険者:おお、まったく、おお、まったく! ああ何とも!
伯爵夫人:ほら、心配しないで――魔術師、僧侶、商人、それに...
冒険者:だが、俺達2人で大群を相手にするのか?
伯爵夫人:あら、違うわ。みんな、ほとんどは、何が誰が戻っ...
(Orthoがイビキをかく)
冒険者:もっと教えてくれ。
伯爵夫人:もちろん。でも、まず……例の黒檀をどれだけ使い込...
(前口上が登場する)
前口上:いかにも――再び口を挟み申し訳ありませんが、この場...
第2場
(Nephronと様々な男女が登場する)(前口上が退場する)
伯爵夫人:田舎遊び〔ブコリック・フロリック〕って、私、本...
冒険者:今に相当、大変になってくる。山場は明日になると思...
伯爵夫人:あら、今夜最後の休憩所ね、あそこの方に古い宿が―...
冒険者:〈Minnieの宿〉? ああ、あの老学者が2人で、何も...
伯爵夫人:彼らは孤独が好きなんでしょう。それは研究の時間...
冒険者:あー……アンタの言うサプライズはいつ起こるんだい?...
伯爵夫人:イライラしないで、ダーリン。今夜、あの宿で。ま...
(前口上が登場する)
前口上:時は過ぎ、荷馬車は進み、事件はその荷馬車の背後で...
(MINNIE・CRUNN・GURNSEYが登場する)(前口上が退場する)...
MINNIE:……あー……Crunn……
CRUNN:……んん……Minnie……
MINNIE:……ワシは考えておった……
CRUNN:……んん、お前さんは考えておった、Minnie……
MINNIE:……あー……考えておった……
CRUNN:……んん……ワシもだ……
MINNIE:……もう思い出せない……
CRUNN:……んん、Minnie……Minnie……
MINNIE:……んん……?
CRUNN:……黙っていてくれ……
GURNSEYとORTHO(一緒に):もおお……おおおっ……もおお。
冒険者:もおお?
伯爵夫人:見て、冒険者、Orthoったら引っ付いちゃって。
冒険者:奴が?
伯爵夫人:ほら見て。
冒険者:それで、他の鍛冶屋の連中は?
伯爵夫人:もう、そろそろ。
(Orthoと給仕娘が立ち、冒険者のテーブルに近づく。床が揺れ...
ORTHO:これ、Gurnsey。Ortho、大好き、Gurnsey、おおおっ。
GURNSEY:Gurnsey、大好き、Ortho……もおお……
ORTHO:俺達、結婚する、つもり。
冒険者:やあ、おめでとう! それに、素晴らしい長広舌だっ...
ORTHO:俺達、子豚、育てる。
GURNSEY:動物も育てる〔※35〕、私達、農夫になる。
(OrthoとGurnseyが退場する)
冒険者:妙だな。Ave、アンタ、きっと前にここに来たことある...
伯爵夫人:ええ、そうよ。よく宮殿を抜け出してここにやって...
冒険者:すると、あの2人の老いぼれが……あー、学者にして宿...
(冒険者・伯爵夫人・Minnie・Crunnを除く全員が彼らのミート...
伯爵夫人:あらまあ、アナタったら、きっと本当に我慢強いに...
冒険者:女神にかけて〔なんてこったい〕!
伯爵夫人:MinnieはCrunnに会う前は錬金術師だったし、忘れ去...
冒険者:だが、棺桶に片足突っ込んでるあの連中で、俺達どう...
伯爵夫人:待って……
(少佐が登場する)
伯爵夫人:冒険者、Bloodnok少佐と仲良くやってちょうだい、...
少佐:我々は我々の全てを捧げます、奥様。
冒険者:会えて嬉しいよ、少佐。
伯爵夫人:他の者たちは?
冒険者:(脇台詞)他の者たち?
(Khajiitのスーツに身を包む他の者たちが登場する)
少佐:全てを提示・報告いたします、奥様。あなた様を追跡す...
伯爵夫人:うん?
少佐:我々、自分と部下は、崖々の上に峰々の上に、密やかな...
伯爵夫人:あらまあ――さて、ちょうど面白くなってきた頃合ね。
少佐:何らかの人間ではありません。魔術師でも、鍛冶屋でも...
MINNIE:ドワーフ!
CRUNN:どこだ? ……おお……Minnie……お前さんが言うのは……そこ...
MINNIE:……ドワーフ、そこに……
CRUNN:……なんと刺激的……むむむむ……
MINNIE:……まあ、まあ、Crunn、落ち着け……まさしくドワーフ……...
CRUNN:……目覚めるだろう、と……?
MINNIE:……戻ってくるだろう、と……
CRUNN:……だが……ワシはどこにも行かなかった……
MINNIE:……ドワーフだ、Crunn……
CRUNN:……オオオッ……戻って……ひどく刺激的……ドワーフ! ……オ...
伯爵夫人:それで少佐、ありうるの?
少佐:何かしらありえます、特に、この上では。ドワーフ? ...
(冒険者と伯爵夫人を除く全員が退場する)
冒険者:ドワーフだとさ、Ave! こいつは面倒じゃないかね?...
伯爵夫人:たぶんね。思うに、ちょっと急いで、どう事が運ぶ...
冒険者:ほう、田舎遊びは、もうおしまいかい?
伯爵夫人:残念ながら――でも、天気が荒れる前に、例の地点に...
冒険者:アンタの少佐と奴の部下は、荷馬車を運転できないだ...
伯爵夫人:あら、そうじゃないわよ。奇襲が決してないように...
冒険者:おお、なるほど。全て良き物は終わる、ってとこだな...
伯爵夫人:そうでもないわよ。“耐久力”の腕輪のチャージがま...
(前口上が登場する)
前口上:さて、私達はみな、こうくるのは分かっていたことで...
(前口上が退場する)
第3場
冒険者:あの黒クズをショベルですくって両手は豆だらけ、あ...
伯爵夫人:まあ、腕輪が切れかかっているですって? ああ、...
(少佐が走りながら登場する)
少佐:ドワーフです! 奥様、ドワーフです、何ダースもの小...
(伯爵夫人が跳び上がる)
伯爵夫人:少佐、すぐにここを出なさい。あなたが逃げ延びれ...
(少佐が退場する)(ドワーフたちが登場する)
伯爵夫人:Hhjgys jjvvu klpss Jjqqx zzyzx.
ドワーフたち(一緒に):Jjpoo Kalagloo gashnoo bibloo fra...
伯爵夫人:Jnik? Balpo?
ドワーフたち(一緒に):Gabloo! Wazzikoo! Eppapupu!
伯爵夫人:Glooky, glooky, glooky.
冒険者:Ave、どうなってるんだ?
伯爵夫人:安心して。私が彼らの言葉を話したことで感銘を与...
冒険者:とても興味深い。で、俺達のことは?
伯爵夫人:考え付く限り唯一の方法で彼らと交渉してみた。Min...
冒険者:ああ、骨折り損のくたびれ儲け〔※37〕。
伯爵夫人:それで、〈Minnieの宿〉の地下にあるエールのこと...
冒険者:Sheogorathの何とも騒々しいケツにかけて! この豆...
(一同が退場する)(前口上が登場する)
前口上:Farnoo Lickety Kanoo Gadfloo.ああ、大変、失礼をば...
(冒険者・浮気な伯爵夫人・Minnie・Crunn・ドワーフたちが登...
(前口上が退場する)
第4場
MINNIE:... ga ... sszx ... spnoo? ...
CRUNN:... glurky ...
ドワーフたち(一緒に):Jotcha potchka lazzo lanni joopy ...
冒険者:Ave、何か考えは? 魔導具は動きそうにない。それに...
伯爵夫人:あなたの黒檀の道具は彼らには無駄よ。その黒檀を...
冒険者:おお、通りで、1、2パイント〔※38〕引っかけた後...
伯爵夫人:ドワーフはエールが大好きみたいね。1時間かそこ...
(ドワーフたちが気を失う)
伯爵夫人:急がないと。ほら、冒険者。袋を掴んで集め始めま...
(浮気な伯爵夫人と冒険者がドワーフたちから略奪する)
冒険者:南へ、この天気の中、馬を駆るスピードで。
伯爵夫人:彼らが目を覚ます前に充分な距離が取れたら、私達...
(前口上が登場する)
前口上:泣き叫ぶ冬の風は邪悪に渦を巻き、鞭を打ちながら漂...
(前口上が退場する)
冒険者:もう馬は駄目だ。もう一歩も前に進めないし、また雪...
伯爵夫人:それも食べなきゃいけないでしょうね。
(不意に、巨人の一団が我らが主人公たちのところに跳び出す...
冒険者:何か残ってるか、Ave?
伯爵夫人:いえ、もう炎はぜんぜん――ダガーだけ。
冒険者:こっちも同じだ、普通のショート・ソードが1本だけ...
伯爵夫人:誰かできるなら、それは彼ね。街で見つかるでしょ...
(舞台裏でゴロゴロガラガラいう物音)
冒険者:ああ、その辺にもっと巨人がいるぜ。急げ、Ave。こい...
(冒険者が巨人の死体の腸を取り出し始める)
伯爵夫人:いったいぜんたい、あなた何しているのよ? 解剖...
冒険者:つべこべ言うな、中に這い込め!
伯爵夫人:バカバカ! その臭い巨人の死体の中に? 愛しい...
冒険者:助かる唯一の道だぞ! その巨人の臭いが俺達の体臭...
(冒険者と伯爵夫人が湯気の立つ巨人の死体の中に這い込む)
冒険者:ほら、この皮を引いて閉じるのを手伝ってくれ――吐か...
(前口上が登場する)
前口上:数時間が過ぎます。
(前口上が退場する)(冒険者と浮気な伯爵夫人が巨人の腹か...
冒険者:連中みんな行っちまったな、だが雪が激しくなってき...
伯爵夫人:本当にあったかい。
冒険者:1日かそこらの間は、暖めていてくれるし、嵐や巨人...
(伯爵夫人が吐気の犠牲に倒れる)
(前口上が登場する)
前口上:こうして、本劇の最後の場は、お許し下さいませ、私...
(吟遊詩人が『汝は何処に行くや?』を演奏する。脚本家が長...
前口上:ああ、到着いたしました、〈死神〉亭に戻ってまいり...
第6場
伯爵夫人:神様、お湯と石鹸をありがとう! 永遠に巨人みた...
冒険者:俺もだ。俺が風呂に入っている間、どこに行ってたん...
伯爵夫人:急いで宮殿に行ってきたの。親戚の何人かに、私達...
冒険者:残念ながら、それはまったくの事実だな。
伯爵夫人:まあ少なくとも、もう私達に興味を持つ人はいない...
冒険者:なあ、あの袋には何を詰め込んでいたんだ、そんなに...
伯爵夫人:ほら、開けて見てちょうだい。
冒険者:神々にかけて、チョイとこれを見てくれよ!
伯爵夫人:ええ、あのドワーフたちときたら、黒檀でギッシリ...
冒険者:それに、このブツは確かに魔力を帯びている感じだ。...
伯爵夫人:オオッ! 見て! “極限の耐久力”の小手に“力”の...
冒険者(脇台詞):助けてくれ!
後口上が登場する
後口上:恐れていた通り、本劇の緩んだ筋は全て大量虐殺に終...
(ファンファーレ)
(一同が退場する)
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〔※1〕アメリカの推理作家ドナルド・E・ウェストレイク〔リ...
〔※2〕10月に相当する。
〔※3〕背景をぼかして対象を印象づける絵画や写真。
〔※4〕Lhebanの勇ましい台詞を受けて、それを実行せずに「上...
〔※5〕友人の悪童を比喩している。
〔※6〕ホーリー・ワイン〔聖なるワイン〕はミサ用のワイン。
〔※7〕街灯の下で客を引く娼婦。
〔※8〕「こいつ」はホーリー・ワイン〔聖なるワイン〕である...
〔※9〕チュニックは上着の一種で、それを緩めて懐の黒檀製品...
〔※10〕「薄着のままで〔in next to nothing〕」は、「〜を...
〔※11〕もしも「アンタら」僧侶が「街の半分を買収しちまっ...
〔※12〕ファンタジーの分類として、ハイ・ファンタジーとロ...
〔※13〕〈愚者の黒檀〉の話を盗み聞く者がいないか、「右を...
〔※14〕ワインに砂糖・香料・果物を入れて温めたクリスマス...
〔※15〕キリスト教の「荒野の誘惑」を下に敷いている。ヨハ...
〔※16〕直前部の「食料」と注釈部の「必需品」は何れも原語...
〔※17〕中央アジア遊牧民の移動式テント。
〔※18〕米国原産の豆科植物。
〔※19〕静修とは、カトリックに於いて、心を静かにして身を...
〔※20〕「結社」の原語は「Brotherhood」であり、Nephronが...
〔※21〕ケルト神話の妖精、姿は醜く好戦的、小人の姿だが巨...
〔※22〕ギリシア神話の精霊、若くて美しい女性の姿で歌唱と...
〔※23〕街灯娘の容貌は「そう熱心に見つめる」に値しない、...
〔※24〕やや文意不明。“時の竜神”Akatoshは〈九柱神〉の主...
〔※25〕Komonの女遊び。
〔※26〕「教団」の原語の「Brotherhood」はDark Brotherhoo...
〔※27〕AkatoshとJulianosという宗派の相違を越える「まっ...
〔※28〕意味不明。「神の」「聖なる」を意味する「divine」...
〔※29〕山に於いて、頂より幾らか下がる平らな部分を「山の...
〔※30〕『愚者の黒檀』の第1部から第5部までを指している。
〔※31〕第6部第1場の前口上の台詞から、本書は「ある部分...
〔※32〕歌と森の神。
〔※33〕「髪が赤くて魔法の素質があ」るのはダーク・エルフ...
〔※34〕“持久力”の黒檀のベルト、“力”の小手、“耐久力”の腕...
〔※35〕直前部のOrthoの「子豚」はOrthoとGurnseyの子供を...
〔※36〕直前部の伯爵夫人の台詞とのつながりが悪い。ここは...
〔※37〕「骨折り損のくたびれ儲け」の原語「flog my log」...
〔※38〕1パイントは0.47リットルに相当する。
終了行:
愚者の黒檀(Fools' Ebony)
著者:Frincheps
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登場人物
前口上
冒険者、ダーク・エルフの悪党
Komon、Akatoshの僧侶
Lheban、別のAkatoshの僧侶
後口上
Stete、Julianosの僧侶
Raic、別のJulianosの僧侶
Shub、魔術師
Shub、同名の別の魔術師
Nephron、やや下品な商人
5人の鍛冶屋
Ortho
Crunn、Millieの夫
好色な伯爵夫人
Millie、宿屋亭主かつ哲学者
Gurnsey、頭の緩い給仕
宿屋の様々な給仕とチンピラ
兵士たち
ドワーフたち
巨人たち
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第1部
僧侶とNackles〔※1〕に関して、Akatoshの2人の僧侶から冒険...
第3紀の停滞状態のDaggerfallとその周辺
Frostfall月〔※2〕の朝方。〈死神〉亭。前口上が登場する。
前口上:我らが大根役者の諸君、台詞を試して思い出すこと、...
前口上が退場する。
冒険者が登場する。
冒険者:何ともおかしな会話だったな、あの2人の魔術師のと...
2人のAkatoshの僧侶(LHEBAN、KOMON)が登場する。
LHEBAN:失礼、ご一緒してもよろしいでしょうか? ……良かっ...
冒険者:くつろいでくれ、そこは俺のベンチというわけじゃな...
LHEBAN:ああ、仕事中ではありませんよ。内なる生命力を呼び...
KOMON:僕らはよくここに来ては、ローブをたくし上げて跳ね回...
(Komonがクスクスと笑う)
LHEBAN:慰安と祝福を必要とする方を探しつつ、ですよ、もち...
KOMON:ああ、そうとも、ああ、そうとも……この前の夜に外にい...
(LhebanがKomonを蹴る)
KOMON:……まあ、とにかく、僕らのハイ・プリーストは「道に迷...
LHEBAN:彼が言っていたのは、「少し外に出ろ」ということで...
KOMON:そう、変な奴さ、本当……だから、僕らは1人もオトせな...
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:私達は共に同じヴィジョンを見ているのです――実に奇...
冒険者:話してくれ、俺はどこかに急ぎというわけじゃない。
LHEBAN:えーと、私達は耳にしてきたのです、何か……言葉のよ...
冒険者:あんたが言ったのは、“Nich”かい、“Nack”かい? ち...
LHEBAN:それについて何かしらご存知かもしれませんね――この...
冒険者:Nacklesか! ダーク・エルフが何人か、その名前を使...
KOMON:そう、その悪党ども、あの武器の元になる魔法の材料に...
LHEBAN:(Komonに)Komon! この奴さん、耳は尖ってるし、...
KOMON:やあ、すまない。言い過ぎたけど、悪気は……うう……
冒険者:ああ、構わん。この頃はおかしな時代だよ。なあ、場...
LHEBAN:えー……もちろん、そうお望みなら……さあ、もう一杯、...
KOMON:そうとも、2時間はある、あのブロンドのおチビちゃん...
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:(Komonに)静かに! 思い出せよ、あの子の住所をハ...
(一同に)さてさて、物語というのはこうです、私が最もよく...
KOMON:卑劣で冷酷な百姓ども! まあ僕だったら、〔百姓の〕...
LHEBAN:まったくだね、Komon! 覚えておこう、あの哀れな魂...
KOMON:で、上司の奴の書斎にいるのは誰だい〔※4〕?
LHEBAN:あー……とにかく。こういう風に、もう少し進みます。...
KOMON:どうして、また、上司の奴の話をしているのさ、Lheban?
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:このKomonのことは、本当に、どうかお許し下さい――お...
冒険者:もう随分と前だが、Hammerfellの地下のFang Lairで、...
KOMON:(Lhebanに)Sheogorath、奴はFang Lairで何している...
LHEBAN:(Komonに)シッ! 奴が私の思う通りの奴なら、お前...
KOMON:割れ目を這い登り……穴を通り忍び寄り……
LHEBAN:地下牢からジクジクと漏れ出て……
KOMON:忍び笑いながらガーデローブ〔衣装かけ〕を上り……
LHEBAN:ちょうど、その子の所に! そして、その子が悪そう...
冒険者:〈愚者の黒檀〉〔Fools' Ebony〕――そりゃ何だい? ...
LHEBAN:今、何と? 興味深い……とても……ええ、それを少しお...
KOMON:鞭? 僕も好き。
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:さて、その小僧が本当に本当に悪い子であったならば...
KOMON:後ろにいる、あの悪い女の子たちは見逃して欲しいよね。
(LhebanがKomonを蹴る)
LHEBAN:えー……それで、私達ならば彼らを助けられるわけです...
KOMON:それは知ってる、ヤってる、ヤってる……
(LhebanがKomonの鼻をつねる)
LHEBAN:まあ、とにかく、この辺に流布している話によれば、...
KOMON:なあ……言うけど、それは僕らの代理業者の問題だよ……
(LhebanがKomonを投げ衝立を破る)
LHEBAN:とにかく、以上が、この辺に流布している、このNackl...
冒険者:そうだな、俺の推測では、その……あー……ひどくダーク...
LHEBAN:ええ、結局、そういうことでしょう……もっとも、その...
KOMON:なあ、って言うか、それは僕らが女の小僧に使う手じゃ...
(Komonがシャックリする)(LhebanがKomonの頭を瓶で殴る)
(Komonが気を失い倒れる)
冒険者:それは実に興味深い話だな、紳士諸君。さあ、もう1...
LHEBAN:そのあなたの心ある振る舞いに祝福あれかし、友よ。
冒険者:ありがとうよ、俺も1杯か3杯か貰えると嬉しいんだ...
LHEBAN:ふむ、部外者には教えないことになっているのですけ...
冒険者:ますます興味深い――どうぞ、話してくれ。
(Komonがふらつきながら立ち上がる)(Komonがシャックリす...
KOMON:改宗に行く時間だ、あの街灯娘〔※7〕のおチビちゃん...
(Komonが退場する)(舞台裏から女の悲鳴)
LHEBAN:友よ、Komonのことはお許し頂けますでしょう。彼は、...
冒険者:おお、まったく問題ない、すっかり俺らは分かり合え...
(Lhebenと冒険者が退場する)(後口上が登場する)
後口上:ここまでの本劇のクオリティはご容赦くださいませ。...
(ファンファーレ)(後口上が退場する)
ほぼNackles伝説に関する第1部、完。
---------------------------------------------------------...
第2部
ほぼ〈愚者の黒檀〉と諸々の寺院に関して
同じ場所、同じ宿屋。1本か2本の酒瓶の後。前口上・冒険者...
前口上:我らが喜劇は、ここまで、大して進展しておりません...
(RAICとSTETEが登場する)
RAIC:こんばんは、Lheban! こんばんは、見知らぬお方。こ...
冒険者:これは、どういうわけだい、それはそうと――僧侶がみ...
RAIC:よくある思い違いだよ、友よ……
LHEBAN:……しかし、〔Stendarr寺院は〕私達が応援しているも...
RAIC:まったく、ワシらはみな親しく協力していて、必要とあ...
LHEBAN:……情報を交換したり……
RAIC:……資金を共有したり……
STETE:……シスターを融通したり……
(LhebenがSteteを蹴る)(前口上が登場する)
前口上:愉快なドタバタをお邪魔いたしまして申し訳ありませ...
(前口上が退場する)
LHEBAN:……その他いろいろ……
RAIC:だが、それはワシらの……聖なる仕事の役に立つ――ワシら...
LHEBAN:もっとも、1つか2つか、あー……宗教組織……ふむ、の...
RAIC:まったく、まったく……ケダモノ、まさしくケダモノ……
冒険者:例えば……?
LHEBAN:えーーーと――1つにはDark Brotherhood……卑劣な暗殺...
(脇のRaicに)
この奴さん、気前の良いタチらしい……魔術師連中と〈愚者の黒...
RAIC:(脇のLhebanに)さて、本当に……何とも興味深い……
(一同に)さあ、お前さん、もう1本やりたまえ――こいつはア...
冒険者:ありがとよRaic、お気遣いなく……
LHEBAN:まあ、続けさせて下さい――この〈愚者の黒檀〉のこと...
RAIC:そう、〈愚者の黒檀〉……
LHEBAN:ええ。さて、〈愚者の黒檀〉です。えーと、普通の黒...
STETE:あの流行歌〔はやりうた〕は、どんな風かねえ……?(歌...
古のドワーフたちは、みんな、どこに行ってしまったのか、と...
(Lhebenが宿屋亭主をSteteの方に投げる)(Raicが宿屋亭主と...
LHEBAN:私が聞いた話では、Wrothgarians〔山脈〕の北の方に...
(Steteが立ち上がる)(LhebenがSteteを蹴り倒す)(冒険者...
LHEBAN:おお何とも! ああ、許して下さい、友よ! あなた...
冒険者:ああ、まったく構わん、アンタは〔冒険者が黒檀製品...
LHEBAN:ありがとうございます、親切なお方。さて、それなら...
冒険者:その未加工の原料というのは、効果も……それに力も……...
RAIC:いかにも! いかにも!
LHEBAN:ええ、その通りです! 大半はそうです! ええ、こ...
冒険者:なるほど、俺が魔術師の連中から……あー……聞いた話に...
LHEBAN:そう、まさしく、それは何なのですか、友よ……もちろ...
冒険者:ああ、もちろん教えるとも! 思うんだが、俺達なら…...
LHEBANとRAIC(一緒に):いかにも、ああ、そうとも!
冒険者:そうかい、よし、それで、この魔術師の連中なんだが―...
LHEBAN:私の情報どおり! ほら……この辺では、冬になると寒...
STETE:……ちょうど僕のシスターみたいに……〔※10〕
(LhebenがSteteの腕を咬む)(Steteが悲鳴を上げ気を失い倒...
冒険者:鍛冶屋は、みんな、彼らの火床と炉を動かしておくの...
LHEBAN:……魔術師は、みんな、彼らの馴染の品々を暖めておく...
RAIC:……王族は、みんな、彼らの伯爵夫人を走らせておくのに...
LHEBAN:……農夫は、みんな、彼らの家畜を暖めておくのに取り...
冒険者:それに、カミさんとガキの居るSheogorathにとっても...
RAIC:お前さんの言葉は真に正しい!
LHEBAN:知恵あるお方です、まったく! 本当!
冒険者:それで、この〈愚者の黒檀〉は、どこで手に入るんだ―...
LHEBAN:あなたは指(よく見ると6本なのですねえ――ああ、す...
冒険者:あの魔術師たちから俺が立ち聞きしたのとそっくりだ...
RAIC:お前さんはしなかったろうな……その魔術師たちに……話す...
冒険者:ああ、しなかった。そこに俺がいたことさえ、連中は...
(脇台詞)とにかく、今はまだな……
LHEBAN:良いです、良いです――ご存知のように、あの魔術師た...
RAIC:素晴らしい。ワシの思うところ、友よ――いや、お前さん...
冒険者:ああ、まったくだな、相棒! しかし、そこに行くに...
LHEBAN:問題ありません、相棒。私達の寺院にあります……ある...
冒険者:ああ、もちろん! ああ、もちろん! さて――最後の...
LHEBAN:賛成、そうしましょう! まず私達に必要なのは情報...
RAIC:商人も見つけておかねば。ワシらのために切り盛りして...
LHEBAN:それから、口を塞いでおくこと!
冒険者:俺がチョイと商人に当たってみよう……1つか2つかコ...
LHEBAN:ああ、なるほど! 幾らか必要ということですね……言...
RAIC:(Lhebanに)Steteの奴の財布から失敬しよう――奴さん、...
LHEBAN:ありがとう、Raic。さあ、だいたい100ゴールド――...
冒険者:ああ、いいとも、事を始めるには充分過ぎるほど、紳...
冒険者:よろしい! 話は決まり。1週間だ!
(Lheban、Steteを引きずるRaicが退場する)(冒険者が退場す...
(後口上が登場する)
後口上:ああ、疑いなく、今や事は起こりつつあります。パト...
かくして、第2部、完
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第3部
魔術師ギルドにて、1〜3日後
(前口上が登場する)
前口上:私達は今や、我らが支離滅裂な叙事詩の道半ばに差し...
(冒険者とSHUBが登場する)
冒険者:よう! 誰かいるかい?
SHUB:こっちだ、お若いの、隅の方だ……
冒険者:おはようさん。アンタのこと、呼んでいいかい……Shub...
SHUB:ああ、いいとも、Shubはワシの名だ、そうShub……お前さ...
冒険者:俺達には、ちょっと……プライバシーってのがあってい...
SHUB:ここではプライバシーなんぞ不要だ! ワシら魔術師は...
冒険者:〈愚者の黒檀〉って?
SHUB:そのドアからすぐ出ろ……! 右を向け……左を向け……〔※1...
(バンという大きな物音)(SHUBが登場する)
よし! さあ、お前さん――おお、ところで、ワシの相方の魔術...
SHUB:むむむむ。
SHUB:さて、お前さん、〈愚者の黒檀〉と言ったな……?
冒険者:ああ、俺は、黒檀にはチョイと詳しいもんだと自負し...
SHUB:よく見れば、お前さん、黒檀の護符に、黒檀のカタナも―...
冒険者:このオモチャに触らんでくれ、紳士諸君、頼むぜ!
SHUB:すまんな――ただ、ワシらはこうして、そういう上等な品...
SHUB:……その収集も……
冒険者:ところで、この前、もちろん単なる偶然なんだが、寺...
SHUB:ああ……ワシらも似た噂は聞いている。そのブツは少しは...
SHUB:ああ――ああ、そう、そうとも、そんなところ……いかにも……
(脇台詞)何であれ、あの秘密は隠しておかねば。
冒険者:で、そのマヌケな僧侶たちの話し振りでは、連中、そ...
SHUBとSHUB(一緒に):どこで! 誰が! 奴らが言ったのか...
SHUB:お前さん、自分が聞いていること、連中に気づかせなか...
冒険者:もちろん、そんなことない! アンタら何だって俺に...
SHUB:落ち着け、頼むから……そうしてくれ……まあ、そのカタナ...
SHUB:そう、ピリピリしてくる、本当……
SHUB:ほら、座ってくれ。そこだ。マルド・ワイン〔※14〕は...
SHUB:それで、奴ら、その位置は知っているようだったか?
(脇台詞)ふむむむむ。これは、つまり、我々は早く素早くス...
冒険者:おお、そうだな! 連中の話し振りでは、数週間かそ...
SHUB:おお何とも! おお、まったく何とも! おおお……
SHUB:ところで。お前さん、この〈愚者の黒檀〉のこと、かな...
SHUBとSHUB(一緒に):……宮殿に売って……あの愚かな錬金術師...
SHUB:……まあ考えてくれ、その金を全て合わせたら、と……
SHUB:問題はだ、お若いの――ワシらは荷車にブツを積んでここ...
SHUB:信頼できる商人を何人か捕まえて……
SHUB:そいつに呪文をかける!
SHUB:……商人を何人か、ワシらのための仲買人、のようにして...
冒険者:しかし……それなら、どうして出遅れてるんだい、紳士...
SHUB:お前さんは正直そうな奴だな。教えてやろう――いいかね...
冒険者:まったく、そうだな――心から慎重に行動することにし...
SHUB:実を言うと、そのブツが、荷馬車何台分ものそのブツが...
SHUB:ワシらはアウト・ドア派ではない。
SHUB:街の中の方が、ずっと安全だ。
SHUB:ずっと暖かくもある。
SHUB:ワシらが用意せねばならんだろう食料の数々を考えてく...
SHUB:外にいる、あの嫌らしい生物の数々を。
SHUB:荒野のワシらのところには、あの誘惑者は決してやって...
SHUB:あの嫌らしい僧侶どもを遠ざけておくためには、護衛を...
SHUB:それに、あの下品な性格の連中……商人と取引する心労。
SHUB:鍛冶屋と。
SHUB:王族と。
冒険者:むむむ。話は分かった、と思う。アンタらは――荒野に...
SHUB:その通りだ。それに、有能で使える商人をワシらのため...
SHUB:大きな大きな倉庫や、流通サーヴィスや、そういうもの...
冒険者:よろしい、紳士諸君。俺に手を貸させてくれ! アン...
SHUB:ワシらを出し抜く奴なんて、いないいない……
(前口上が登場する)
前口上:これは、淑女と紳士の皆様、皮肉というものでござい...
(前口上が退場する)
冒険者:そうだな、俺なら、アンタらのために丁度いい商人を...
SHUB:ふむ……ワシらに手を貸すとお前さんは承諾してくれたの...
SHUB:ああ! ああ、いかにも、あそこにはタンマリある……つ...
冒険者:で、この位置がどこなのか、大まかに知っておかない...
SHUB:いいかね――ここに金貨で500枚ある。行って事を始め...
SHUB:ああ……ワシらなら、いつも、もうチット稼いでおる。
SHUB:(脇のShubに)黙っておれ!
(ShubがShubに呪文を放ち、Shubは消し炭になり、そして再び...
(一同に)すまんね……何の話だったか……おお……商人、護衛、荷...
SHUB:だが、あの僧侶どもはどうする?
冒険者:そこでチョイと俺に考えがある。連中とネンゴロにな...
SHUB:お前さんはプロだな! そら、地図で教えてやる……ふむ...
冒険者:そうだな……見たところ……ふむむむむ……一年のこの時期...
SHUB:持っていくのは駄目だぞ、もちろん……今これを外に出す...
冒険者:おお、そうかい。構わんさね。おい、もう少し金を貰...
SHUB:お前さんがそう言うなら……ああ、ワシらはピッタリの、...
SHUB:おお、まったく、いかにも。
冒険者:それで――準備を終えたら、アンタらのところに……あー…...
SHUBとSHUB(一緒に):い、いや……ワ、ワシらは、このギルド...
冒険者:残念だね、紳士諸君。ふむ、それじゃ、そうすること...
SHUB:それでは、1週間!
(Shub・冒険者・Shubが退場する)(後口上が登場する)
後口上:ShubとShubです、淑女と紳士の皆様。飛び切り間の抜...
かくして、第3部、完
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第4部
商取引、鍛冶屋が加わる。様々な議論が幾らか為され言葉がフ...
市場の近く、“Nephron万屋”という商店の裏手。
その1日後。
(前口上・冒険者・NEPHRONが登場する)
前口上:冒険者と商人Nephronを演じる役者たちが芝居がかった...
冒険者:それで分かるだろ、Nephron君、ここで俺達が持ってい...
NEPHRON:特に王族から――ひとたび連中の内の1人が何か新しい...
冒険者:それに忘れないでくれ、鍛冶屋が鍛治炉のために欲し...
NEPHRON:お前さんは魔術師の連中をうまく手玉に取っているよ...
冒険者:それに役立つかもしれない思い付きがあるんだが……Kom...
NEPHRON:ふむむむ。確かに……街のこの辺の下々の“本当の生活”...
冒険者:ああ、あの僧侶ども、海辺から下った近くに“静修所”...
NEPHRON:おお、そうとも、その場所はワシも知っている――よく...
冒険者:それじゃ、俺は僧侶どもとお喋りを続けて、俺達のち...
NEPHRON:それがいい! それと、ワシらの結社〔※20〕……い...
冒険者:ああ、最近じゃ、特に日が暮れてからは外は危ないか...
NEPHRON:分かった。ワシらはお前さんにチョイと……護衛を用意...
(Nephronがヒッソリと退場する)(5人の鍛冶屋が登場する)
(鍛冶屋たちと冒険者が戦う)(冒険者が倒れる)
(鍛冶屋たちが冒険者を縛り上げ、それから冒険者の目を覚ま...
鍛冶屋1:オウケイ、野郎ども。スプリガン〔※21〕をウロチ...
鍛冶屋2:それに、お前さんがNephronと本当は通じていること...
鍛冶屋3:それに、お前さんが僧侶と魔術師に二股をかけてい...
鍛冶屋2:お前さんとNephronは、実際、Akatosh礼拝堂に“良い...
鍛冶屋1:だが今や、俺達はあの〈愚者の黒檀〉が供給される...
鍛冶屋4:お前さんを拷問にかけることもできる……
鍛冶屋3:お前さんの計画を僧侶どもに教えることもできる――...
鍛冶屋5:魔術師どもに教えることもできる――連中、本当に本...
鍛冶屋1:だが、それより、お前さんには俺達のギルドに“入っ...
鍛冶屋2:しかし、お前さんの仲間として、俺達の徒弟を1グ...
鍛冶屋4:その徒弟は、日頃、俺達の製品を全てテストしてい...
冒険者:紳士諸君、紳士諸君! 頼むぜ――その取引は確かに丸...
(鍛冶屋5が火かき棒で冒険者を打つ)
おおお……ああ、そうくると思ったぜ……
鍛冶屋5:ご名答! それに私はニンフ〔※22〕さ!
冒険者:なるほど、なるほど、なるほど、アンタらは本当に説...
鍛冶屋1:よし。俺達のやり方を分かってくれると思っていた...
鍛冶屋3:それでは、お前さんの準備を進めてくれ、Nephronと...
冒険者:了解した、紳士諸君。ああ、アンタらはまったく本当...
(偉丈夫な徒弟のORTHOが登場する)(冒険者が解かれる)(5...
冒険者:やあ、名前は?
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:俺の……護衛を?
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:アンタら、身なりが色々とかなり俺に似ているけど。...
ORTHO:オレ、Ortho!
冒険者:そりゃ、よかった。(脇台詞)俺の親父がよく言って...
(冒険者とOrthoが退場する)(後口上が登場する)
後口上:本劇は6部構成でありまして、その第4部をちょうど...
(後口上が退場する)
かくして、第4部、完
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第5部
僧侶たちの下に戻る、最終計画、1人か2人の殺害が知らされ...
Frostfall月の半ば近く、〈桃色ニンフ〉亭。
(前口上・冒険者・Ortho・Nephron・5人の鍛冶屋が登場する)
前口上:我らがゴロツキのダーク・エルフたる冒険者は、哀れ...
(前口上が退場する)(Akatoshの僧侶Lhebanが登場する)
LHEBAN:やあ、こんばんは、ご一緒してもよろしいでしょうか?
冒険者:まあ……もう来ちまったからには――構わん。それで、こ...
LHEBAN:お聞きになっていない、ということですね――ああ、お...
冒険者:まったく、まったく、本当に忙しかった……
LHEBAN:それなら、お教えしますが――ああ、本当に酷い事件で...
冒険者:ああ、もちろん――アンタら、かなり働き過ぎのようだ...
LHEBAN:ええ……思い出して下さい、Komonは去り際にいささかお...
冒険者:〔街灯娘の〕連中は揃って瓜二つに俺には見えるね、...
LHEBAN:ああ何とも! ええ、短い話を更に切り詰めれば、Kom...
冒険者:それで――女の方は逃げたのか? Komonの方は捕まった...
LHEBAN:ええ、Komonの奴、ほろ酔いでしたが、強風に吹かれた...
冒険者:おお、なるほど。その伯爵夫人は当然だな、こんなと...
(更に2人の僧侶JulianosのRaicとSteteと、武装した4人の街...
RAIC:こんばんは、Lheban。こんばんは、冒険者。それから――
ORTHO:オレ、Ortho。
RAIC:うむむむ。チャーミングだ。それでLheban、お前さんに...
冒険者:やあRaic。それに、やあStete――シスターの具合はどう...
STETE:おお、グレイトだね。
(RaicがSteteに火をかけるが、それは消える)
LHEBAN:そうとも、分かっている、分かっている。ああ、その...
冒険者:ふむ……俺達ならチョイと手を貸せるんじゃないか? ...
LHEBAN:ああ、Komonのことは本当にすまなかった! だが、そ...
RAIC:ふむむ。大勢いる“永遠に”借金漬けの僧侶のように〔な...
LHEBAN:ああ。こういう風になるのは予想していて、それ〔※2...
冒険者:言うまでもないが、Lheban。もしも――「もしも」って...
LHEBAN:そうです、そうです! うまくいくかもしれません!...
冒険者:それは俺に任せてくれ、俺なら……ある連中にアプロー...
LHEBAN:ああ、ああ、何と感謝したものでしょう?
冒険者:それで、俺の小旅行の準備を仕上げるためには、かな...
LHEBAN:ふむ、ええ、その余裕はある、と思います――もう地図...
冒険者:安心してくれ! ――このマントの中に、みんな入って...
LHEBAN:いいです、いいです――少し気が落ち着きました。おお...
STETE:教団〔Brotherhood〕……? 僕らのシスターたち〔siste...
(RaicがSteteを掴み、LhebanがSteteを大槌で打つ)
冒険者:で、Raic、アンタとアンタの宗派はどうなんだい? ...
RAIC:すぐ出せる。ワシらは、まったく新しい僧侶の宗派を得...
冒険者:よろしい、紳士諸君――ああ、Steteもな――これだ!
(冒険者が地図を広げ、それをRaicに渡す)
おお、Zenitharの両腕にかけて、これほど骨を折らなきゃなら...
(冒険者がRaicに小さな革のバッグを渡す)
RAIC:ありがたい、ありがたい。認めねばならんことだが、ワ...
冒険者:よし、よし!
(Steteがシャックリする)
STETE:ねえ、みんな、こういうのは聞いたことない――僧侶はロ...
(冒険者・Lheban・RaicがSteteを打ち、彼は気を失う)
RAIC:なあ、このSteteの小僧を本当に何とかしてやらねばなら...
冒険者:ああ、第二のKomonになりかねない――そいつは本当に御...
LHEBAN:ふむむむむ。彼のシスターというのは――彼女は本当に―...
RAIC:ああ、いかにも。ああ。ああ、いかにも。ワシらは彼女...
LHEBAN:思うに、ブラザー、彼女は自らの振る舞いの過ちを知...
RAIC:ああ、きっと確かに……ふむむむ……
LHEBAN:いささかDibelytical〔※28〕で神学的な論点ですけ...
RAIC:いかにも、鋭い意見だ! ふむむむ……それは、お前さん...
LHEBAN:その通り! いいかい、これは困難で骨が折れる面倒...
RAIC:ふむむむ……まったく。だが、やりがいあることではない...
LHEBAN:それから……私個人としては……ずっと安心するだろうね…...
冒険者:やあ――そいつはアンタら2人には良い考えだろうな、...
RAIC:非常によろしい! Lheban、奴のシスターを一緒に連れ...
LHEBAN:Edward山のあの肩〔※29〕まで登ったところの、あの...
RAIC:ドアは鍵がかかるし……
LHEBAN:壁は厚いし……
RAIC:地下室は広いし……
LHEBAN:よし! それで決まりだ。神学的静修! ああ素敵!
RAIC:当然、一度ワシらが……あー……その振る舞いを隅々まで知...
LHEBAN:それは同意見。始めようか、そうだね、明後日では?
RAIC:よろしい! 冒険者、落ち合うことにしよう、ああ、あ...
冒険者:もちろん、持っていてくれ、俺は写しがある。それと...
RAIC:お前さんのために準備は万端だ――ふむ、〔落ち合うのは...
LHEBAN:ふむむむ。いいところを突いたねえ……確かに! 現場...
RAIC:非常によろしい! しかし……ふむむむ……もうすぐ冬がや...
LHEBANとRAIC(一緒に):……二三、入り用の物を用意しないと…...
(Lheban・Steteを引きずるRaic・街の衛兵が退場する)
NEPHRON:それで?
冒険者:上出来。そっくり俺が言っていた通りに事は運んだ。...
NEPHRON:ところで、ShubとShubという、あの魔術師どもが姿を...
冒険者:それで、準備は?
NEPHRON:ああ、明日の午後に私の倉庫のところに来てくれ。そ...
ORTHO:Orthoも……
NEPHRON:おお、そうとも、お前さんの仲間を忘れんようにな。...
冒険者:それじゃ、明日!
(一同が退場する)(最後に立ち去る人物は、ちょうど変装し...
後口上:さて、本劇は残すところ1部のみでして、私は緩んだ...
第5部、完
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第6部
第3紀の停滞状態のDaggerfallとその周辺
第1場:〈死神〉亭の冒険者のスイート・ルームにて。
前口上・冒険者・Orthoが登場する。Orthoがベッドに潜り込む。
前口上:我らが吟遊詩人が例のお馴染の大衆歌『ようこそ、さ...
(前口上が退場する)(冒険者が服を脱ぎ始める)
(ドアをコツコツと叩く音。冒険者が驚いて跳び上がる)(Ort...
冒険者:誰だい、そこにいるのは? 今、行くから!
(ドアを開ける――慎重に)(伯爵夫人が登場する)
冒険者:あー、ふむ……あー……入ってくれ! どうぞ。
(足首にかかったズボンにつまずきながら冒険者が後ずさる……)
伯爵夫人:驚かせちゃって本当にごめんなさい、でも私達には...
(包帯を巻く、今度は上手に)
冒険者:ああ……ついさっき、また開いちまってね。夜の体操を...
伯爵夫人:この切り傷、どうしてこしらえたの――この質問、気...
冒険者:いや、全然。俺は……喧嘩してね、この前。こいつらイ...
伯爵夫人:本当? この布は魔術師のローブの切れ端のようだ...
冒険者:ああ、そうとも、連中の内の2人は魔術師だった。
伯爵夫人:あらまあ! あなたったら、うまく立ち回ったに違...
冒険者:おー、あー、んー、喧嘩の経験は一二度だよ。失礼だ...
伯爵夫人:あら、本当にごめんなさい、ちゃんとした自己紹介...
冒険者(脇台詞):Oblivionにかけて、今、何と?
伯爵夫人:ほら、このローブを脱ぐの手伝ってちょうだい、こ...
冒険者(脇台詞):助けてくれ。
伯爵夫人:ほら、その着古したシャツを脱ぐの手伝ってあげる―...
冒険者(脇台詞):ふむ、今度は鍛冶屋の連中ではないんだな...
伯爵夫人:うん、どこも申し分ないようね……まったく申し分な...
冒険者:あー……で、Ave――教えてくれるかい……あー……お前さん自...
伯爵夫人:お望みなら――ちょっとだけ――
冒険者:ほら、チョイとワインをやりなよ……
前口上が登場する
前口上:ここで、我らが有能なる脚本家の台詞は脚本家・俳優...
伯爵夫人:私は自分が私生児だったに違いないと思うの。私だ...
前口上:伯爵夫人は自らの兄弟との違いを更に語ります。
伯爵夫人:私の姉妹が10通りの会釈の仕方を学んでいる間、...
前口上:伯爵夫人は彼女の訓練の詳細に入っていきます。
伯爵夫人:幻影魔法の流派は、かなり上達したわ。下の階で、...
前口上:伯爵夫人は愉快な逸話を一つ語り、それから続けます。
伯爵夫人:それから、都合の悪い日は、私はよく父の蔵書を漁...
前口上:伯爵夫人は現在の退屈な状況を語ります。
伯爵夫人:上の宮殿の生活なんて、本当につまらないものよ。...
前口上:伯爵夫人の姉妹は訪問客たちをもてなすのです。
伯爵夫人:それに私の兄弟は今は高等植物学を勉強していて、...
冒険者:だが、この下々じゃ危険じゃないのか? この前、さ...
伯爵夫人:あのチビのお馬鹿さんは私の従妹、私に言わせれば...
冒険者:あー、話題を変えないか? ……いったい何を持ってい...
伯爵夫人:ほら、見せてあげる……
冒険者:おお何とも、こいつは素敵な……ナイフだ……
伯爵夫人:それに、もっとあるのよ……
冒険者:おお、なるほど……
伯爵夫人:でも、今の私達には、こんな馬鹿馬鹿しい嫌らしい...
冒険者:何とも、何とも――いやはや、こいつは本物の武器とい...
伯爵夫人:例の黒檀〔※34〕を試してみる時間じゃないかしら...
前口上:この点では、広範な部分が削除されております。しか...
(前口上が退場する)
冒険者:本当にあの荒野に出て行くつもりなのか?
伯爵夫人:あら、もちろん。ここじゃ、私はすっかり退屈して...
冒険者:それなら大丈夫。俺達が、どこに、なんで行こうとし...
伯爵夫人:あら、もちろん。Daggerfall中で持ち切りだもの。...
冒険者:何の……?
伯爵夫人:あら、あなたの命の。
冒険者:おお、まったく、おお、まったく! ああ何とも!
伯爵夫人:ほら、心配しないで――魔術師、僧侶、商人、それに...
冒険者:だが、俺達2人で大群を相手にするのか?
伯爵夫人:あら、違うわ。みんな、ほとんどは、何が誰が戻っ...
(Orthoがイビキをかく)
冒険者:もっと教えてくれ。
伯爵夫人:もちろん。でも、まず……例の黒檀をどれだけ使い込...
(前口上が登場する)
前口上:いかにも――再び口を挟み申し訳ありませんが、この場...
第2場
(Nephronと様々な男女が登場する)(前口上が退場する)
伯爵夫人:田舎遊び〔ブコリック・フロリック〕って、私、本...
冒険者:今に相当、大変になってくる。山場は明日になると思...
伯爵夫人:あら、今夜最後の休憩所ね、あそこの方に古い宿が―...
冒険者:〈Minnieの宿〉? ああ、あの老学者が2人で、何も...
伯爵夫人:彼らは孤独が好きなんでしょう。それは研究の時間...
冒険者:あー……アンタの言うサプライズはいつ起こるんだい?...
伯爵夫人:イライラしないで、ダーリン。今夜、あの宿で。ま...
(前口上が登場する)
前口上:時は過ぎ、荷馬車は進み、事件はその荷馬車の背後で...
(MINNIE・CRUNN・GURNSEYが登場する)(前口上が退場する)...
MINNIE:……あー……Crunn……
CRUNN:……んん……Minnie……
MINNIE:……ワシは考えておった……
CRUNN:……んん、お前さんは考えておった、Minnie……
MINNIE:……あー……考えておった……
CRUNN:……んん……ワシもだ……
MINNIE:……もう思い出せない……
CRUNN:……んん、Minnie……Minnie……
MINNIE:……んん……?
CRUNN:……黙っていてくれ……
GURNSEYとORTHO(一緒に):もおお……おおおっ……もおお。
冒険者:もおお?
伯爵夫人:見て、冒険者、Orthoったら引っ付いちゃって。
冒険者:奴が?
伯爵夫人:ほら見て。
冒険者:それで、他の鍛冶屋の連中は?
伯爵夫人:もう、そろそろ。
(Orthoと給仕娘が立ち、冒険者のテーブルに近づく。床が揺れ...
ORTHO:これ、Gurnsey。Ortho、大好き、Gurnsey、おおおっ。
GURNSEY:Gurnsey、大好き、Ortho……もおお……
ORTHO:俺達、結婚する、つもり。
冒険者:やあ、おめでとう! それに、素晴らしい長広舌だっ...
ORTHO:俺達、子豚、育てる。
GURNSEY:動物も育てる〔※35〕、私達、農夫になる。
(OrthoとGurnseyが退場する)
冒険者:妙だな。Ave、アンタ、きっと前にここに来たことある...
伯爵夫人:ええ、そうよ。よく宮殿を抜け出してここにやって...
冒険者:すると、あの2人の老いぼれが……あー、学者にして宿...
(冒険者・伯爵夫人・Minnie・Crunnを除く全員が彼らのミート...
伯爵夫人:あらまあ、アナタったら、きっと本当に我慢強いに...
冒険者:女神にかけて〔なんてこったい〕!
伯爵夫人:MinnieはCrunnに会う前は錬金術師だったし、忘れ去...
冒険者:だが、棺桶に片足突っ込んでるあの連中で、俺達どう...
伯爵夫人:待って……
(少佐が登場する)
伯爵夫人:冒険者、Bloodnok少佐と仲良くやってちょうだい、...
少佐:我々は我々の全てを捧げます、奥様。
冒険者:会えて嬉しいよ、少佐。
伯爵夫人:他の者たちは?
冒険者:(脇台詞)他の者たち?
(Khajiitのスーツに身を包む他の者たちが登場する)
少佐:全てを提示・報告いたします、奥様。あなた様を追跡す...
伯爵夫人:うん?
少佐:我々、自分と部下は、崖々の上に峰々の上に、密やかな...
伯爵夫人:あらまあ――さて、ちょうど面白くなってきた頃合ね。
少佐:何らかの人間ではありません。魔術師でも、鍛冶屋でも...
MINNIE:ドワーフ!
CRUNN:どこだ? ……おお……Minnie……お前さんが言うのは……そこ...
MINNIE:……ドワーフ、そこに……
CRUNN:……なんと刺激的……むむむむ……
MINNIE:……まあ、まあ、Crunn、落ち着け……まさしくドワーフ……...
CRUNN:……目覚めるだろう、と……?
MINNIE:……戻ってくるだろう、と……
CRUNN:……だが……ワシはどこにも行かなかった……
MINNIE:……ドワーフだ、Crunn……
CRUNN:……オオオッ……戻って……ひどく刺激的……ドワーフ! ……オ...
伯爵夫人:それで少佐、ありうるの?
少佐:何かしらありえます、特に、この上では。ドワーフ? ...
(冒険者と伯爵夫人を除く全員が退場する)
冒険者:ドワーフだとさ、Ave! こいつは面倒じゃないかね?...
伯爵夫人:たぶんね。思うに、ちょっと急いで、どう事が運ぶ...
冒険者:ほう、田舎遊びは、もうおしまいかい?
伯爵夫人:残念ながら――でも、天気が荒れる前に、例の地点に...
冒険者:アンタの少佐と奴の部下は、荷馬車を運転できないだ...
伯爵夫人:あら、そうじゃないわよ。奇襲が決してないように...
冒険者:おお、なるほど。全て良き物は終わる、ってとこだな...
伯爵夫人:そうでもないわよ。“耐久力”の腕輪のチャージがま...
(前口上が登場する)
前口上:さて、私達はみな、こうくるのは分かっていたことで...
(前口上が退場する)
第3場
冒険者:あの黒クズをショベルですくって両手は豆だらけ、あ...
伯爵夫人:まあ、腕輪が切れかかっているですって? ああ、...
(少佐が走りながら登場する)
少佐:ドワーフです! 奥様、ドワーフです、何ダースもの小...
(伯爵夫人が跳び上がる)
伯爵夫人:少佐、すぐにここを出なさい。あなたが逃げ延びれ...
(少佐が退場する)(ドワーフたちが登場する)
伯爵夫人:Hhjgys jjvvu klpss Jjqqx zzyzx.
ドワーフたち(一緒に):Jjpoo Kalagloo gashnoo bibloo fra...
伯爵夫人:Jnik? Balpo?
ドワーフたち(一緒に):Gabloo! Wazzikoo! Eppapupu!
伯爵夫人:Glooky, glooky, glooky.
冒険者:Ave、どうなってるんだ?
伯爵夫人:安心して。私が彼らの言葉を話したことで感銘を与...
冒険者:とても興味深い。で、俺達のことは?
伯爵夫人:考え付く限り唯一の方法で彼らと交渉してみた。Min...
冒険者:ああ、骨折り損のくたびれ儲け〔※37〕。
伯爵夫人:それで、〈Minnieの宿〉の地下にあるエールのこと...
冒険者:Sheogorathの何とも騒々しいケツにかけて! この豆...
(一同が退場する)(前口上が登場する)
前口上:Farnoo Lickety Kanoo Gadfloo.ああ、大変、失礼をば...
(冒険者・浮気な伯爵夫人・Minnie・Crunn・ドワーフたちが登...
(前口上が退場する)
第4場
MINNIE:... ga ... sszx ... spnoo? ...
CRUNN:... glurky ...
ドワーフたち(一緒に):Jotcha potchka lazzo lanni joopy ...
冒険者:Ave、何か考えは? 魔導具は動きそうにない。それに...
伯爵夫人:あなたの黒檀の道具は彼らには無駄よ。その黒檀を...
冒険者:おお、通りで、1、2パイント〔※38〕引っかけた後...
伯爵夫人:ドワーフはエールが大好きみたいね。1時間かそこ...
(ドワーフたちが気を失う)
伯爵夫人:急がないと。ほら、冒険者。袋を掴んで集め始めま...
(浮気な伯爵夫人と冒険者がドワーフたちから略奪する)
冒険者:南へ、この天気の中、馬を駆るスピードで。
伯爵夫人:彼らが目を覚ます前に充分な距離が取れたら、私達...
(前口上が登場する)
前口上:泣き叫ぶ冬の風は邪悪に渦を巻き、鞭を打ちながら漂...
(前口上が退場する)
冒険者:もう馬は駄目だ。もう一歩も前に進めないし、また雪...
伯爵夫人:それも食べなきゃいけないでしょうね。
(不意に、巨人の一団が我らが主人公たちのところに跳び出す...
冒険者:何か残ってるか、Ave?
伯爵夫人:いえ、もう炎はぜんぜん――ダガーだけ。
冒険者:こっちも同じだ、普通のショート・ソードが1本だけ...
伯爵夫人:誰かできるなら、それは彼ね。街で見つかるでしょ...
(舞台裏でゴロゴロガラガラいう物音)
冒険者:ああ、その辺にもっと巨人がいるぜ。急げ、Ave。こい...
(冒険者が巨人の死体の腸を取り出し始める)
伯爵夫人:いったいぜんたい、あなた何しているのよ? 解剖...
冒険者:つべこべ言うな、中に這い込め!
伯爵夫人:バカバカ! その臭い巨人の死体の中に? 愛しい...
冒険者:助かる唯一の道だぞ! その巨人の臭いが俺達の体臭...
(冒険者と伯爵夫人が湯気の立つ巨人の死体の中に這い込む)
冒険者:ほら、この皮を引いて閉じるのを手伝ってくれ――吐か...
(前口上が登場する)
前口上:数時間が過ぎます。
(前口上が退場する)(冒険者と浮気な伯爵夫人が巨人の腹か...
冒険者:連中みんな行っちまったな、だが雪が激しくなってき...
伯爵夫人:本当にあったかい。
冒険者:1日かそこらの間は、暖めていてくれるし、嵐や巨人...
(伯爵夫人が吐気の犠牲に倒れる)
(前口上が登場する)
前口上:こうして、本劇の最後の場は、お許し下さいませ、私...
(吟遊詩人が『汝は何処に行くや?』を演奏する。脚本家が長...
前口上:ああ、到着いたしました、〈死神〉亭に戻ってまいり...
第6場
伯爵夫人:神様、お湯と石鹸をありがとう! 永遠に巨人みた...
冒険者:俺もだ。俺が風呂に入っている間、どこに行ってたん...
伯爵夫人:急いで宮殿に行ってきたの。親戚の何人かに、私達...
冒険者:残念ながら、それはまったくの事実だな。
伯爵夫人:まあ少なくとも、もう私達に興味を持つ人はいない...
冒険者:なあ、あの袋には何を詰め込んでいたんだ、そんなに...
伯爵夫人:ほら、開けて見てちょうだい。
冒険者:神々にかけて、チョイとこれを見てくれよ!
伯爵夫人:ええ、あのドワーフたちときたら、黒檀でギッシリ...
冒険者:それに、このブツは確かに魔力を帯びている感じだ。...
伯爵夫人:オオッ! 見て! “極限の耐久力”の小手に“力”の...
冒険者(脇台詞):助けてくれ!
後口上が登場する
後口上:恐れていた通り、本劇の緩んだ筋は全て大量虐殺に終...
(ファンファーレ)
(一同が退場する)
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〔※1〕アメリカの推理作家ドナルド・E・ウェストレイク〔リ...
〔※2〕10月に相当する。
〔※3〕背景をぼかして対象を印象づける絵画や写真。
〔※4〕Lhebanの勇ましい台詞を受けて、それを実行せずに「上...
〔※5〕友人の悪童を比喩している。
〔※6〕ホーリー・ワイン〔聖なるワイン〕はミサ用のワイン。
〔※7〕街灯の下で客を引く娼婦。
〔※8〕「こいつ」はホーリー・ワイン〔聖なるワイン〕である...
〔※9〕チュニックは上着の一種で、それを緩めて懐の黒檀製品...
〔※10〕「薄着のままで〔in next to nothing〕」は、「〜を...
〔※11〕もしも「アンタら」僧侶が「街の半分を買収しちまっ...
〔※12〕ファンタジーの分類として、ハイ・ファンタジーとロ...
〔※13〕〈愚者の黒檀〉の話を盗み聞く者がいないか、「右を...
〔※14〕ワインに砂糖・香料・果物を入れて温めたクリスマス...
〔※15〕キリスト教の「荒野の誘惑」を下に敷いている。ヨハ...
〔※16〕直前部の「食料」と注釈部の「必需品」は何れも原語...
〔※17〕中央アジア遊牧民の移動式テント。
〔※18〕米国原産の豆科植物。
〔※19〕静修とは、カトリックに於いて、心を静かにして身を...
〔※20〕「結社」の原語は「Brotherhood」であり、Nephronが...
〔※21〕ケルト神話の妖精、姿は醜く好戦的、小人の姿だが巨...
〔※22〕ギリシア神話の精霊、若くて美しい女性の姿で歌唱と...
〔※23〕街灯娘の容貌は「そう熱心に見つめる」に値しない、...
〔※24〕やや文意不明。“時の竜神”Akatoshは〈九柱神〉の主...
〔※25〕Komonの女遊び。
〔※26〕「教団」の原語の「Brotherhood」はDark Brotherhoo...
〔※27〕AkatoshとJulianosという宗派の相違を越える「まっ...
〔※28〕意味不明。「神の」「聖なる」を意味する「divine」...
〔※29〕山に於いて、頂より幾らか下がる平らな部分を「山の...
〔※30〕『愚者の黒檀』の第1部から第5部までを指している。
〔※31〕第6部第1場の前口上の台詞から、本書は「ある部分...
〔※32〕歌と森の神。
〔※33〕「髪が赤くて魔法の素質があ」るのはダーク・エルフ...
〔※34〕“持久力”の黒檀のベルト、“力”の小手、“耐久力”の腕...
〔※35〕直前部のOrthoの「子豚」はOrthoとGurnseyの子供を...
〔※36〕直前部の伯爵夫人の台詞とのつながりが悪い。ここは...
〔※37〕「骨折り損のくたびれ儲け」の原語「flog my log」...
〔※38〕1パイントは0.47リットルに相当する。
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