題名 †
原題 †
訳題 †
本文 †
原文 †
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12th of Rains Hand: Today I begin my great project on the spontaneous generation of life. I expect that there will be difficult days ahead, but if I succeed, my place among the great mages of history will be assured.
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23rd Rains Hand: Still not able to even reproduce Empedocles's results with maggots. I'm beginning to think his reputation is overblown.
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3rd Second Seed, Tirdas: Empedocles was right! The mistranslation of "sunlit" to "scorching heat" explains my earlier problems. From now on I will work only in the original daedric, despite the risks.
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Fredas (mid Second Seed?): Local peasants came by to complain about the noise. I promised them that all that was behind me. A pleasant if dull-witted crew.
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Morndas (I think): The experiment today went better than expected. Although the number of rats produced was surprising, they were all remarkably docile, just as Malham predicted (although only I have ever proven it empirically!).
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Middas: Villagers again. More complaints. You would think they'd never seen a rat before! They are starting to become a real nuisance.
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I've run into a terrible snag. Galerion's Ninth Law appears immutable! If the total life generated cannot exceed the cube of the source, this line of research may prove a dead end. I must reread Empedocles for any hint that he was able to circumvent this barrier.
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Next day: The locals are becoming insufferable! While I was walking in the woods, some of them broke into my laboratory and spilled the solution I was preparing -- nearly a full quart of purified imp gall wasted! They did not seem to grasp the absurdity of a crowd of unwashed peasants with dung on their boots complaining about the smell. It is well past time I did something about this problem.
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Two days later: I dug up the notes from my permanent invisibility thesis. No time like the present to put theory into practice!
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Today: The spell worked! Not perfect invisibility, of course (Vanto's Third Law), but it was more powerful than I expected. And there were none of the side effects that Professor Traven had predicted. Ha ha, even in my youth I was already outstripping my elders. Now I can get back to my real work in peace.
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訳文 †
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雨天ヶ月12日:今日、私は、生命の自然発生に関する偉大なプロジェクトを開始する。これから困難な日々が予想されるだろうが、もしも成功するならば、歴史上の偉大なる魔術師になを連ねることは間違いないだろう。
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雨天ヶ月23日:依然として、蛆虫を使ったEmpedoclesの〔実験〕結果を再現することさえ出来ない。彼の名声は過大であると私は思い始めている。
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第二の種月3日Tirdas:Empedoclesは正しかった! 「日照」から「焦熱」への誤訳が私の初期の問題を説明してくれる。これより、危険であるが、オリジナルのDaedra〔の産出〕に専念することになる。
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フレダス(第二の種月の中旬?):近隣の農民が騒音に文句を言いに訪れた。その一切は私によるものである、そう私は断言した。頭は鈍いけれど、気の良い連中なのだ。
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モルンダス(恐らく):今日の実験は予想よりも上首尾だった。産出される鼠の数は驚異的だが、その何れも著しく従順である。まさしくMalhamが推測したように(もっとも、それを実証的に証明したのは今まで私だけである!)。
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ミッダス:村人の再訪。更に文句を言う。連中、今まで、鼠の1匹も目にしたことが無いというのか! 彼らは本当に迷惑の種になり始めている。
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ひどい困難に出くわした。Galerionの第9法則は変え難いようであるのだ! もしも産出される生命の合計が本源の3乗数を越えられないならば、この研究の道筋は行き詰りであることが判明するかも知れない。Empedocles〔の著作〕を再読して、この障害を避け得た彼から何かしらのヒントを得なければならない。
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翌日:近隣の住人が耐え難いものになってきている! 私が森に足を運ぶ間に、連中の内の数人が私のラボに押し入り、準備した溶液を流した――ほぼ1クォート〔約1リットル〕に近い精製済のインプの胆汁が駄目になってしまった! こやしを自分の長靴に付けながら悪臭に文句を言うような、そんな無知蒙昧の農民の群集が、いかに愚かしいものであるか連中は分かっていないようだった。この問題に何かしら手を打つのには、あまりにも遅すぎるのである。
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2日後:永久不可視に関する私の論文から、その要録を発掘した。今こそ、理論を実行に移す時である!
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今日:呪文は発動した! もちろん(Vantoの第3法則より)完全な不可視ではないが、それは予想よりも強力だった。それに、Traven教授が推測した副作用は何ら存在しなかった。ふふ、若年の時分に於いてさえ、私は既に年寄連中を凌駕していたのだ。さて、心やすらかに、私は本当の仕事に引き返し得るという訳である。
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Rains_Hand_12日:今日、私は、生命の自然発生に関する偉大なプロジェクトを開始する。これから困難な日々が予想されるだろうが、もしも成功するならば、歴史上の偉大なる魔術師になを連ねることは間違いないだろう。
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Rains_Hand_23日:依然として、蛆虫を使ったEmpedoclesの〔実験〕結果を再現することさえ出来ない。彼の名声は過大であると私は思い始めている。
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Second_Seed_3日、Tirdas:Empedoclesは正しかった!「日照」から「焦熱」への誤訳が私の初期の問題を説明してくれる。これより、危険であるが、オリジナルのDaedra〔の産出〕に専念することになる。
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Fredas(Second_Seedの中旬だったか?):近隣の農民が騒音に文句を言いに訪れた。その一切は私によるものである、そう私は断言した。頭は鈍いけれど、気の良い連中なのだ。
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Morndas(だと思う):今日の実験は予想よりも上首尾だった。産出される鼠の数は驚異的だが、その何れも著しく従順である。まさしくMalhamが推測したように(もっとも、それを実証的に証明したのは今まで私だけである!)。
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Middas:村人の再訪。更に文句を言う。連中、今まで、鼠の1匹も目にしたことが無いというのか!彼らは本当に迷惑の種になり始めている。
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ひどい困難に出くわした。Galerionの第9法則は変え難いようであるのだ!もしも産出される生命の合計が本源の3乗数を越えられないならば、この研究の道筋は行き詰りであることが判明するかも知れない。Empedocles〔の著作〕を再読して、この障害を避け得た彼から何かしらのヒントを得なければならない。
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翌日:近隣の住人が耐え難いものになってきている!私が森に足を運ぶ間に、連中の内の数人が私のラボに押し入り、準備した溶液を流した――ほぼ1クォート〔約1リットル〕に近い精製済のインプの胆汁が駄目になってしまった!こやしを自分の長靴に付けながら悪臭に文句を言うような、そんな無知蒙昧の農民の群集が、いかに愚かしいものであるか連中は分かっていないようだった。この問題に何かしら手を打つのには、あまりにも遅すぎるのである。
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2日後:永久不可視に関する私の論文から、その要録を発掘した。今こそ、理論を実行に移す時である!
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今日:呪文は発動した!もちろん(Vantoの第3法則より)完全な不可視ではないが、それは予想よりも強力だった。それに、Traven教授が推測した副作用は何ら存在しなかった。ふふ、若年の時分に於いてさえ、私は既に年寄連中を凌駕していたのだ。さて、心やすらかに、私は本当の仕事に引き返し得るという訳である。
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訳注)_Tamrielの月と曜日に関して<br>
Tamrielでは独自の月名と曜日名が用いられる。以下に上記日記で言及された物について記述しておく。月名は気候に、曜日は或る程度英語に似ているので推測しやすいとは思う。<br>
Rains_Hand:4月<br>
Second_Seed:5月<br>
Tirdas:火曜日<br>
Fredas:金曜日<br>
Morndas:月曜日<br>
Middas:水曜日<br>
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