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// Format_ver:0.0.1 (2008-01-01)
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// 【解説】
// ・この部分は書物翻訳時に自動的に読み込まれるテンプレート記載のヘッダです。
// ・翻訳ページ作成時も削除しない事を推奨します
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// 【記述ガイド】
// ・#preの後の中括弧({と})のセット間に原文/訳文をタグが付いたまま
// コピペすると編集上も表示上も便利です
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// 【注意】
// ・本文部分を囲む#pre記述ですが、原文と訳文を囲む中括弧は
// 『原文は3つづつ、訳文は4つづつ』
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// 正規表現で本文(訳文)を抽出するのに便利故です。
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// ・翻訳未完時は、 【訳文記述エリア】 という文字列を残して置いて下さい(プログラム処理用)
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*題名 [#name]
**原題 [#name_en]
-Biography of Barenziah, v 1
**訳題 [#name_ja]
-【訳題記述エリア】
*本文 [#text]
**原文 [#text_en]
// 注意：訳文の部分は中括弧({と})が3つづつ。
#pre{{{
<FONT face=1><DIV align="center">
Biography of Queen Barenziah
<br>
by Stern Gamboge, Imperial Scribe
<p>
<DIV align="left">
<IMG src="Book/fancy_font/l_61x61.dds" width=61 height=61>ate in the Second Era, a girl-child, Barenziah, was born to the rulers of the kingdom of Mournhold in what is now the Imperial Province of Morrowind. She was reared in all the luxury and security befitting a royal Dark Elven child until she reached five years of age. At that time, His Excellency Tiber Septim I, the first Emperor of Tamriel, demanded that the decadent rulers of Morrowind yield to him and institute imperial reforms. Trusting to their vaunted magic, the Dark Elves impudently refused until Tiber Septim's army was on the borders. An Armistice was hastily signed by the now-eager Dunmer, but not before there were several battles, one of which laid waste to Mournhold, now called Almalexia.
<p>
Little Princess Barenziah and her nurse were found among the wreckage. The Imperial General Symmachus, himself a Dark Elf, suggested to Tiber Septim that the child might someday be valuable, and she was therefore placed with a loyal supporter who had recently retired from the Imperial Army.
<p>
Sven Advensen had been granted the title of Count upon his retirement; his fiefdom, Darkmoor, was a small town in central Skyrim. Count Sven and his wife reared the princess as their own daughter, seeing to it that she was educated appropriately-and more importantly, that the imperial virtues of obedience, discretion, loyalty, and piety were instilled in the child. In short, she was made fit to take her place as a member of the new ruling class of Morrowind.
<p>
The girl Barenziah grew in beauty, grace, and intelligence. She was sweet-tempered, a joy to her adoptive parents and their five young sons, who loved her as their elder sister. Other than her appearance, she differed from young girls of her class only in that she had a strong empathy for the woods and fields, and was wont to escape her household duties to wander there at times.
<p>
Barenziah was happy and content until her sixteenth year, when a wicked orphan stable-boy, whom she had befriended out of pity, told her he had overheard a conspiracy between her guardian, Count Sven, and a Redguard visitor to sell her as a concubine in Rihad, as no Nord or Breton would marry her on account of her black skin, and no Dark Elf would have her because of her foreign upbringing.
<p>
"Whatever shall I do?" the poor girl said, weeping and trembling, for she had been brought up in innocence and trust, and it never occurred to her that her friend the stable-boy would lie to her.
<p>
The wicked boy, who was called Straw, said that she must run away if she valued her virtue, but that he would come with her as her protector. Sorrowfully, Barenziah agreed to this plan; and that very night, she disguised herself as a boy and the pair escaped to the nearby city of Whiterun. After a few days there, they managed to get jobs as guards for a disreputable merchant caravan. The caravan was heading east by side roads in a mendacious attempt to elude the lawful tolls charged on the imperial highways. Thus the pair eluded pursuit until they reached the city of Rifton, where they ceased their travels for a time. They felt safe in Rifton, close as it was to the Morrowind border so that Dark Elves were enough of a common sight.
}}}
**訳文 [#text_ja]
// 注意：訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。
#pre{{{{
<FONT face=1><DIV align="center">
「Barenziah女王の伝記」第一巻
<br>
帝国書記官Stern_Gamboge著
<p>
<DIV align="left">
<IMG src="Book/fancy_font/l_61x61.dds" width=61 height=61>ate_in_the_Second_Era,__第二時代の後期に、今ではMorrowindに於ける帝国領であるMournhold王国の支配者として、一人の女の子Barenziahが誕生したのである。五歳になるまで、Dark_Elfの王家の子供に相応しいような極上の奢侈と警備の中で育てられていた。その当時、Tamrielの初代皇帝で在らせられるTiber_Septim一世陛下は、Morrowindの退廃的指導者たちが屈服して、帝国主導の改革を実施するように所望なさっていた。自慢の種である魔術を鼻に掛けて、Tiber_Septim陛下の軍勢が国境に進軍するまで、Dark_Elfたちは高慢にも要求を拒んでいた。そうして始めてDunmerたちは意欲的に停戦調停の署名を迅速に為すものであったが、すでに数回の戦闘は勃発しており、軍勢の一部は西方のMournholdへと、今のAlmalexiaへと進んでいたのである。
<p>
幼い女王のBarenziahと彼女の乳母は廃墟の中から発見された。そこで、帝国軍の将軍であるSymmachusは、彼自身もDark_Elfであったが、次のように皇帝陛下に進言したのである。その子供は何時か有用の存在となるため、それ故に、近々に帝国軍を退役する忠実な保護者を彼女に付けるべきである、と。
<p>
Sven_Advensenは退役に際して伯爵の称号を授けられた。彼の領地は、Skyrimの中央に位置する小さな街のDarkmoorであった。Sven伯爵と彼の妻は女王を我が子のように育て上げて、そして、帝国の美徳である恭順・思慮・忠誠・敬虔を適切に大事に教え込んでいった。まもなく、Morrowindの新たな支配階級の一員として、彼女は自身の環境に慣れていったのである。
<p>
少女に育ったBarenziahは、美と気品と知性とに溢れていた。彼女は優しい性格の持主であり、養父母と彼らの年若い五人の息子とにとって喜びであり、その息子たちは年上の姉として彼女を愛していたのである。その容姿の他に、Barenziahは同年代の少女たちと違っていた。つまり、彼女は木々や大地に対する強い感受性を持っており、しばしば家庭での義務を離れて、その木々や大地のところへと足を運んでいたものである。
<p>
十六歳になるまで、Barenziahは幸福で満ち足りていた。一人の邪な孤児の少年馬丁――慈悲の心から、Barenziahは彼に力を貸していた――が次のように言うまでは。すなわち、彼女の保護者であるSven伯爵の下に一人のRedguardが訪れて、BarenziahをRihadに妾として売るように共謀していたのを漏れ聞いたのである、と。Sven伯爵たちによれば、Barenziahの黒肌のせいでNordもBretonも彼女との結婚を望まないし、Dark_Elfも外国流の教育を受けた彼女とはそれを望まないであろうから、そのように少年馬丁は続けたのである。
<p>
「どうすれば良いのかしら？」可哀相な少女は、身を震わせてサメザメと泣いてみせる。何故なら、天真爛漫と信頼の内に育った彼女にとって、友人の少年馬丁が欺いたようなことは決して起こらなかったからである。
<p>
その邪な小僧――彼の名前はStrawである――は彼女に言った。もしも自分の貞操を重んじるならば、ここから逃げ去るべきである。しかし、僕も保護者として付いて行こう、と。悲しみに満ちながらも、この計画を彼女は受け容れたのである。その深夜に彼女は少年の姿に変装すると、二人は近隣の街であるWhiterunへと逃亡したのである。そこで数日を過ごした後に、彼女たちは何とかして、いかがわしい隊商の警護という仕事を手に入れた。帝国の主道に支払わねばならない法規の交通料を避けるという嘘の試みのために、その隊商は側道を通って東方に向かって行った。こうして二人はRiftonまで追跡を避けて、そこで暫らく腰を落ち着けていた。彼女たちは安心感を覚えていた。何故なら、そのRiftonは、Dark_Elfの決して珍しくないMorrowindとの国境の近くであったからである。
}}}}
#pre{{{{
<FONT face=1><DIV align="center">
「Barenziah女王の伝記」第一巻
<br>
帝国書記官Stern_Gamboge著
<p>
<DIV align="left">
<IMG src="Book/fancy_font/l_61x61.dds" width=61 height=61>ate_in_the_Second_Era,__第二時代の後期に、現在は帝国の属州となっているMorrowindの内部、Mournhold王国の支配者のもとに、一人の女子Barenziahが誕生した。五歳になるまで、Dark_Elfの王家の子供に相応しいような極上の奢侈と警備の中で育てられた。その時、Tamrielの初代皇帝で在らせられるTiber_Septim一世陛下は、Morrowindの退廃的指導者たちに対して、帝国に屈服し帝国主導の改革を実施するよう求められた。自慢の種である魔術を鼻にかけたDark_Elfたちは高慢にも要求を拒んだが、それもTiber_Septimの軍勢が国境に到着するまでであった。とたんにDunmerたちは、自ら切望して、停戦調停にあわてて署名した。しかし、それまでにすでに数回の戦闘が勃発しており、その中で今日Almalexiaと呼ばれているMournholdも荒廃に帰したのである。
<p>
幼い王女Barenziahと乳母は廃墟の中から発見された。帝国軍の将軍Symmachusは、彼自身もDark_Elfであったが、Tiber Septimに対して、その子供はいつか役に立つ時があるかもしれないと進言した。そこで、彼女は先頃帝国軍を退役した忠実な保護者のもとに置かれることになった。
<p>
そのSven_Advensenは退役に際して伯爵の称号を授けられていた。彼の領地は、Skyrimの中央に位置する小さな街Darkmoorであった。Sven伯爵とその妻は王女を我が子のように育て、彼女がふさわしい教育を受けるよう、そしてなにより恭順・思慮・忠誠・敬虔という帝国の美徳が教え込まれるようにと心を配った。要するに、彼女はMorrowindの新たな支配階級の一員となるにふさわしいよう育てられたのである。
<p>
少女に育ったBarenziahは、美と気品と知性とに溢れていた。彼女は優しい性格の持主で、養父母とその五人の若い息子たちにとって喜びであった。その息子たちは彼女を姉のように慕った。Barenziahには、同じ階級の少女たちと違っている点が、その容姿のほかに一つだけあった。彼女は森や野原に強い共感を持っており、しばしば家庭での義務から逃れては、そういった場所をそぞろ歩くことがあったのである。
<p>
十六歳になるまで、Barenziahは幸福で満ち足りていた。しかしある時、一人の邪な孤児の少年馬丁――Barenziahは憐憫の情からその友人となっていた――が、こんな事を漏れ聞いたと彼女に告げた。すなわち、彼女の保護者であるSven伯爵と彼を訪れた一人のRedguardが、BarenziahをRihadに妾として売ることを画策している。Sven伯爵たちによれば、Barenziahの黒い肌のせいでNordもBretonも彼女と結婚したがらないだろうし、Dark_Elfも外国流の教育を受けた彼女とは結婚を望まないだろうから、と。
<p>
「いったい、どうすればいいのかしら？」哀れな少女は身を震わせてすすり泣きながら嘆いた。純真無垢で人を信頼するよう育った彼女には、友人である少年馬丁が嘘をつくことがあろうなどとは思いつきもしなかったのである。
<p>
その邪な少年――その名をStrawといった――は彼女に言った。もしも彼女が貞操を重んじるならば、ここから逃げ出さないといけない。しかし自分も保護者としてついて行こう、と。悲しみに満ちながらも、彼女はこの計画を受け容れた。そして、すぐその夜、彼女は少年の姿に変装し、二人で近隣の街Whiterunへと逃亡した。そこで数日を過ごした後、二人はどうにか、いかがわしい隊商を警護する仕事を手に入れた。その隊商は、帝国の街道に法律で課せられている通行料の支払いを不正に逃れるために、わき道を選びながら東に向かっているところだった。おかげで二人も追跡の手を逃れてRiftonまでたどりつくことができた。彼らはそこにしばらく腰を落ち着けた。Riftonでは安心していられた。なぜなら、RiftonはMorrowindとの国境に近く、Dark_Elfの姿などごくありふれたものだったからである。
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