SKLxAlchemy3 の編集

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// Format_ver:0.0.1 (2008-01-01)
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*題名 [#he88cef2]
**原題 [#w67b73fb]
-Song of the Alchemists

**訳題 [#xca408cb]
-【訳題記述エリア】

*本文 [#o1462f88]

**原文 [#gf741010]
// 注意：訳文の部分は中括弧({と})が3つづつ。
#pre{{{
 
<DIV align="center">The Song of the Alchemists 
Ancient Tales of the Dwemer, Part V 
By Marobar Sul 
 
<DIV align="left"> When King Maraneon's alchemist had to leave his station 
 After a laboratory experiment that yielded detonation, 
 The word went out that the King did want 
 A new savant 
 To mix his potions and brews. 
 But he declared he would only choose 
 A fellow who knew the tricks and the tools. 
 The King refused to hire on more fools. 
 
 After much deliberation, discussions, and debates, 
 The King picked two well-learned candidates. 
 Ianthippus Minthurk and Umphatic Faer, 
 An ambitious pair, 
 Vied to prove which one was the best. 
 Said the King, "There will be a test." 
 They went to a large chamber with herbs, gems, tomes, 
 Pots, measuring cups, all under high crystalline domes. 
 
 "Make me a tonic that will make me invisible," 
 Laughed the King in a tone some would call risible. 
 So Umphatic Faer and Ianthippus Minthurk 
 Began to work, 
 Mincing herbs, mashing metal, refining strange oils, 
 Cautiously setting their cauldrons to burbling boils, 
 Each on his own, sending mixing bowls mixing, 
 Sometimes peeking to see what the other was fixing. 
 
 After they had worked for nearly three-quarters an hour, 
 Both Ianthippus Minthurk and Umphatic Faer 
 Winked at the other, certain he won. 
 Said King Maraneon, 
 "Now you must taste the potions you've wrought, 
 Take a spoon and sample it right from your pot." 
 Minthurk vanished as his lips touched his brew, 
 But Faer tasted his and remained apparent in view. 
 
 "You think you mixed silver, blue diamonds, and yellow grass!" 
 The King laughed, "Look up, Faer, up to the ceiling glass. 
 The light falling makes the ingredients you choose 
 Quite different hues." 
 "What do you get," asked the floating voice, bold, 
 "Of a potion of red diamonds, blue grass, and gold?" 
 "By [Dwemer God]," said Faer, his face in a wince, 
 "I've made a potion to fortify my own intelligence." 
 
 
 
 
 Publisher's Note: 
 
This poetry is so clearly in the style of Gor Felim that it really does not need any commentary. Note the simple rhyming scheme of AA/BB/CC, the sing-song but purposefully clumsy meter, and the recurring jokes at the obviously absurd names, Umphatic Faer and Ianthippus Minthurk. The final joke that the stupid alchemist invents a potion to make himself smarter by pure accident would have appealed to the anti-intellectualism of audiences in the Interregnum period, but would certainly be rejected by the Dwemer. 
 
Note that even "Marobar Sul" refuses to name any Dwemer gods. The Dwemer religion, if it can even be called that, is one of the most complex and difficult puzzles of their culture. 
 
Over the millennia, the song became a popular tavern song in High Rock before eventually disappearing from everything but scholarly books. Much like the Dwemer themselves. 
 
 
}}}

**訳文 [#z74d0f44]
// 注意：訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。
#pre{{{{
 
<DIV align="center">錬金術師の歌 
Dwemerの昔話、第５部 
著者　Marobar_Sul 
 
<DIV align="left">　　研究室の実験により爆発を生じ、 
　　Maraneon王の錬金術師が其の職場を去らねばならなくなり、 
　　薬と醸造酒を混合する 
　　新たな学者を 
　　欲すると、王の言葉が公にされた。 
　　しかし、彼は宣言した、 
　　秘訣と器具を心得ている者のみ、選び出そうと。 
　　王は更なる愚者どもの雇い入れを拒んだのである。 
 
　　多数の審議と議論と討議の後、 
　　王は２名の熟練した候補者を選出した。 
　　Ianthippus_MinthurkとUmphatic_Faer 
　　野心あふれるこの２人。 
　　我こそ最上、証明せんと競い合う。 
　　王は言った、「試験を与えよう。」 
　　彼らは大部屋に赴いた、薬草と宝石と学術書、 
　　壷と計量カップ、すべてが高く丸い水晶屋根の下に。 
 
　　「私の姿を消す薬を作り出せ。」 
　　愉快そうとも言える口調で王は言った。 
　　そして、Umphatic_FaerとIanthippus_Minthurk 
　　作業を始めた、 
　　薬草を切り刻み、金属を押し潰し、奇妙な油を精製して、 
　　ゴボゴボ煮立つ大釜を慎重に据え置き、 
　　各々、各々の、混ぜ物鉢に混ぜ入れ、 
　　時には、他方が何をこさえているのか横目で窺いながら。 
 
　　大体１時間の４分の３、彼らは働きその後、 
　　Ianthippus_MinthurkとUmphatic_Faer、両者とも、 
　　自身の勝利を確信して、他方にウインクを送ってみせた。 
　　Maraneon王は言えり、 
　　「さあ、その入念にこさえた薬の味を見よ。 
　　壷から直にスプーンですくって試みに飲めよ。」 
　　Minthurk、彼の調合物が彼の唇に触れると姿が消えり。 
　　されど、Faer、視界に姿を晒したままで味わえり。 
 
　　「お前は、銀と青色のダイアモンドと黄色の草を混合した積もりだろう！ 
　　王は笑った、「上を見よ、Faer、頭上の天井のガラスを。 
　　降り注ぐ光が、お前の選んだ材料の 
　　色合を著しく変えてしまったのだ。」 
　　「お前は何の薬を作ったのだ？」そう厚かましく尋ねる声が漂ってきた。 
　　「赤色のダイアモンドと青色の草と金でもって？」 
　　「［Dwemerの神］に誓って、」顔をひそめてFaerは言った。 
　　「私が作ったのは、それは知力増強剤だった。」 
 
 
_ 
_ 
 出版者の注釈 
 
この詩篇は極めて明白にGor_Felimの作風のものであり、実際のところ、それに関して如何なる注釈も必要とされない。AA/BB/CCというシンプルなリズムの配列、単調で無様な韻律、Umphatic_FaerとIanthippus_Minthurkという明らかに馬鹿げた名前で繰り返すジョークに注意せよ。「愚かな錬金術師が只の偶然によって自分の頭を良くする薬を作り出してしまう」という最後のジョークは、Interregnum時代の聴衆の反知性主義に訴えるものであったろうが、Dwemerにとっては確実に拒絶されたことであるだろう。 
 
”Marobar_Sul”でさえ、如何なるDwemerの神々であれ、その名前を挙げることは拒んでいることに注意せよ。Dwemerの宗教――そのように呼べるならば――とは、彼らの文化の内でも最も複雑かつ困難なる難問の１つであるのだ。 
 
数千年間を通じて、この歌はHigh_Rockの有名な酒場歌になったが、結局のところ、学術書を除いた何処からも姿を消してしまった。まさしく、Dwemer彼ら自身のように。 
 
 
}}}}

#pre{{{{
<DIV ALIGN="CENTER"> 
錬金術師の歌 
Dwemerの古の物語　第5部 
Marobar Sul著 
<DIV ALIGN="LEFT"> 
研究室の実験で爆発を起こした王付きの錬金術師、 
Maraneon王の元を去ることになり、 
国に噂が広がった。 
王が新たな錬金術師の家臣を求めていると、 
王の薬を調合し、醸造する錬金術師を。 
だが王は、計略や手段をよく知る者だけを家臣にすると宣言した。 
王は数多の浅学な者達を雇うことを拒んだ。 
 
多くの熟考、論議、討論の末、 
王は学識ある二人の候補者を選んだ。 
Ianthippus MinthurkとUmphatic Faerは、 
とても意欲的な学者達、 
どちらが最も優秀かを証明する為に競いあった。 
王が言った「最良のテストがある」 
彼らはいくつかの薬草、ジェム、大冊、ポット、計量カップなどを持って、 
高くに据えられたクリスタルのドームの下にある大部屋に行った。 
 
「私の姿を消す不可視の薬を作れ」 
王は笑って、楽しそうな口調でそう命じた。 
そしてUmphatic FaerとIanthippus Minthurkは 
作業に取り掛かった。 
薬草を刻み、鋼を砕き、奇妙な油を精製し、 
沫立ち煮立つ大釜を慎重に置き、 
それぞれ、乳鉢の材料を鍋の中に入れ、 
時々もう一人の鍋を様子を伺うよう覗き見た。 
 
彼らが作業を始めて45分ほど経った頃、 
Ianthippus MinthurkとUmphatic Faerは、 
自身の勝利を確信し、互いにウィンクを送りあった。 
Maraneon王は言う、 
「今からお前達は自ら作った薬を飲むのだ。 
ポットからその中身をスプーンで掬い上げよ」 
Minthurkの唇がその薬に触れた瞬間、その姿は消え失せた。 
しかし、Faerが薬を飲んでもその姿は見えるままだった。 
 
「お前は銀、青いダイヤモンド、そして黄色い薬草を混ぜたと思っているだろう！」 
王は笑った。「あの天井のガラスを見よ、Faer。 
あの明かりがお前の選んだ材料を、 
それとは全く違う色に見せているのだ」 
「一体お前は何を得た？」大胆にも、浮ついた声がそうたずねた。 
「赤いダイヤ、青い薬草、金から出来た薬から」 
「ああ、（Dwemerの神の名）よ」Faerは畏怖した表情で言った。 
「私は知識を豊かにする薬を作ったのです」 
 
出版者の注釈： 
 
この詩は極めて明瞭にGor Felimの様式に則っており、現に解説を必要としないだろう。シンプルなAA/BB/CCの韻を踏んでいること、歌を歌うでもない故意にぎこちない韻律、Umphatic FaerとIanthippus Minthurkという明らかに馬鹿げた名前で何度も書かれるジョークに注意しよう。愚かな錬金術師が些細な事故から自身の頭をよくする薬を作り出したという最後のジョークは、Interregnum時代の聴衆の反主知主義に訴えるものがあったのだろうが、Dwemerには確実に拒否されただろう。 
 
「Marobar Sul」であっても、Dwemerの神々の名前を実際に書くことを強く拒否した点にも注目しよう。Dwemerの宗教は（もしそれがそうと呼べるのならば）彼らの文化の中では最も複雑難しい問題の一つである。 
 
この千年を通してこの歌はHigh Rockではポピュラーな酒場の歌になったが、最終的には学術的書物以外からはその姿を消してしまった。まさにDwemerと言う存在と同様に。 
<hr>翻訳：nocorimono計画 (tria氏) 
}}}}

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