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Vanilla/Books/Book4RareOriginoftheMagesGuild
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Book4RareOriginoftheMagesGuild
//=================================== // Format_ver:0.0.1 (2008-01-01) // // 【解説】 // ・この部分は書物翻訳時に自動的に読み込まれるテンプレート記載のヘッダです。 // ・翻訳ページ作成時も削除しない事を推奨します // // 【記述ガイド】 // ・#preの後の中括弧({と})のセット間に原文/訳文をタグが付いたまま // コピペすると編集上も表示上も便利です // // 【注意】 // ・本文部分を囲む#pre記述ですが、原文と訳文を囲む中括弧は // 『原文は3つづつ、訳文は4つづつ』 // になっている事に注意して下さい。これはMod作成時に // 正規表現で本文(訳文)を抽出するのに便利故です。 // ・訳文で半角スペースを表現したいときはアンダースコア(_)に置き換えてください // ・半角スペースを記述するとそこで改行扱いになるので注意して下さい // ・新しい訳を行う場合は古い訳の下に同じ書式で加えていくようにして下さい // ・翻訳未完時は、 【訳文記述エリア】 という文字列を残して置いて下さい(プログラム処理用) //=================================== *題名 [#name] **原題 [#name_en] -Origin of the Mages Guild **訳題 [#name_ja] -【訳題記述エリア】 *本文 [#text] **原文 [#text_en] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が3つづつ。 #pre{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">Origin of the Mages Guild<br> by The Archmage Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he idea of a collection of Mages, Sorcerers, and assorted Mystics pooling their resources and talents for the purpose of research and public charity was a revolutionary concept in the early years of the Second Era. The only organization then closest in aim and structure to what we know today as the Mages Guild was the Psijic Order of the Isle of Artaeum. At the time, magic was something to be learned by individuals, or at most within intimate covens. Mages were, if not actually hermits, usually quite solitary.<br> <br> The Psijic Order served the rulers of Summurset Isle as counsellors, and chose its members through a complex, ritualized method not understood by outsiders. Its purposes and goals likewise went unpublished, and detractors attributed the worst evils as the source of the Order's power. Actually, the religion of the old Order could be described as ancestor worship, an increasingly unfashionable philosophy in the Second Era.<br> <br> When Vanus Galerion, a Psijic of Artaeum and student of the famed Iachesis, began collecting magic-users from around Summurset Isle, he attracted the animosity of all. He was operating out of the urban center of Firsthold, and there was a common (and not entirely unfounded) attitude that magical experiments should be conducted only in unpopulated areas. Even more shocking, Galerion proposed to make magical items, potions, and even spells available to any member of the general public who could afford to pay. No longer was magic to be limited either to the aristocracy or intelligentsia.<br> <br> Galerion was brought before Iachesis and the King of Firsthold, Rilis XII, and made to state the intentions of the fraternity he was forming. The fact that Galerion's speech to Rilis and Iachesis was not recorded for posterity is doubtless a tragedy, though it does afford opportunity for historians to amuse one another with speculation about the lies and persuasions Galerion might have used to found the ubiquitous organization. The charter, at any rate, was approved.<br> <br> Almost immediately after the Guild was formed, the question of security had to be addressed. The Isle of Artaeum did not require force of arms to shield it from invaders -- when the Psijic Order does not wish someone to land on the Isle, it and all its inhabitants simply become insubstantial. The new Mages Guild, by contrast, had to hire guards. Galerion soon discovered what the Tamrielan nobility has known for thousands of years: Money alone does not buy loyalty. The knightly Order of the Lamp was formed the following year.<br> <br> Like a tree from an acorn, the Mages Guild grew branches all over Summurset Isle and gradually the mainland of Tamriel. There are numerous records of superstitious or sensibly fearful rulers forbidding the Guild in their domains, but their heirs or heirs' heirs eventually recognized the wisdom of allowing the Guild free rein. The Mages Guild has become a powerful force in Tamriel, a dangerous foe if a somewhat disinterested ally. There have been only a few rare incidents of the Mages Guild actually becoming involved in local political struggles. On these occasions, the Guild's participation has been the ultimate decider in the conflict.<br> <br> As begun by Vanus Galerion, the Mages Guild as an institution is presided over by a supreme council of six Archmagisters. Each Guildhall is run by a Guildmagister, assisted by a twofold counsel, the Master of Incunabula and the Master at Arms. The Master of Incunabula presides over an additional counsel of two mages, the Master of Academia and the Master of the Scrye. The Master at Arms also has a counsel of two, the Master of Initiates and the Palatinus, the leader of the local chapter of the Order of the Lamp.<br> <br> <br> One need not be a member of the Mages Guild to know that this carefully contrived hierarchy is often nothing more than a chimera. As Vanus Galerion himself said bitterly, leaving Tamriel to travel to other lands, "The Guild has become nothing more than an intricate morass of political infighting."<br> <br> <br> }}} **訳文 [#text_ja] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。 #pre{{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">「魔術師ギルドの起源」<br> 著者:大魔術師Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he_SecondEra(第2時代)の初頭に於いて、魔術師・妖術師・各種の神秘家を集めて彼らの資産と能力を研究と公的慈善金のために共同出資させるというアイディアは革命的概念であった。今日の我々が魔術師ギルドとして知っているものに対して、その目的と機構に於いて極めて似ているものは、その当時にはArtaeum島のPsijic結社のみであった。その時代には、魔術とは、各人によって、あるいは、精々のところ内々の集会に於いて学ばれるものであった。実のところ隠者ではないとしても、大抵の魔術師は非常に孤独であったのだ。<br> <br> Psijic結社はSummurset_Isleの支配者の下に相談役として仕えて、部外者には理解できないような、儀式化された手の込んだ方法を通じて成員を選んでいた。その目標も目的も同じく公にされずに、中傷者は結社の力の源を極めて邪悪なる存在に帰していた。実際のところ、その古の結社の宗教が祖先崇拝――第2時代に於いて緩やかに廃れていった哲学――として考えられることは無かったのである。<br> <br> ArtaeumのPsijicの1人にして高名なるIachesisの弟子であるVanus_GalerionがSummurset_Isleの全土から魔法の使用者を集め始めたところ、あらゆる人々から彼は敵意を惹きつけることになった。彼はFirstholdの都心から離れて働いていた。「魔術の実験は、人里を離れた場所に於いてのみ為されるべきである」という在りふれた(そして、決して根拠の存在しない)態度が在ったのだ。加えて衝撃的であることには、料金を払える余裕の在る如何なる一般大衆の者にも使用可能であるような魔導具・ポーション・呪文さえも、Galerionは作り出そうと試みていた。もはや、魔術は、貴族にも知識人にも独占されるものではなくなったのである。<br> <br> GalerionはIachesisとFirsthold国王Rilis12世の面前に連れて来られると、彼の結成しつつある協会の意図について述べさせられた。RilisとIachesisに対するGalerionの演説が記録されていなかったという事実は、後世の人々にとって紛れも無く悲劇である。あの広範に普及した組織を設立するためにGalerionが用いたかも知れない虚言と説得に関して、歴史家たちが頭を捻って互いに楽しむ機会を与えているけれど。何れにせよ、設立許可は与えられることになった。<br> <br> そのギルドが結成された殆ど直後に、警備に関する問題が議論の的にならねばならなかった。Artaeum島は自身を侵略者の手から守るための軍勢を必要としなかった――ある者の上陸をPsijic結社が望まない時には、その島と全住人は単純に消え去ってしまうのだ。それと対照的に、新しい魔術師ギルドは衛兵を雇わねばならなかった。数千年もの間Tamrielの貴族たちが知っていたことを、すぐにGalerionは発見することになった。すなわち、金だけでは忠誠を買えない、ということである。翌年、ランプ騎士団が結成されることになった。<br> <br> ドングリから1本の木が生まれるように、魔術師ギルドは、Summurset_Isleの至るところに、そして、次第にTamrielの本土に、その枝々を伸ばしていった。迷信に囚われた、あるいは、激しい恐怖を覚えた支配者たちが彼らの領土に於けるギルドの設立を禁じたという多数の記録が存在するが、その彼らの後継者(あるいは後継者の後継者)は結局のところギルドに自由を与えることが賢明であると認識した。魔術師ギルドはTamrielに於いて強大な勢力になった。たとえ幾らか欲に乏しい協力者であるとしても、彼らは〔他の勢力に対して〕危険な敵になった。〔しかし、〕魔術師ギルドが特定の地域に於ける政争に実際に巻き込まれたという事件は、極めて数の少ない珍しいことである。これらの事件に於いて、ギルドの参入は、その対立を最終的に決定するものであった。<br> <br> Vanus_Galerionによって創始されたように、研究機関である魔術師ギルドは、6名の大魔術師〔Archmagister〕から構成される最高議会によって統括されている。それぞれのギルド会館は、黎明長〔Master_of_Incunabula〕と軍務長〔Master_at_Arms〕という2名の相談役に援助された、ギルド長〔Guildmagister〕によって運営されている。黎明長は、更なる2名の魔術師の相談役である、学究長〔Master_of_Academia〕と占術長〔Master_of_the_Scrye〕を統括している。軍務長もまた、更なる2名の魔術師の相談役である、新入会者とPalatinusの長〔Master_of_Initiates_and_the_Palatinus〕とランプ騎士団の支部長を統括している。<br> <br> <br> この慎重に工夫された階級が多くの場合にキメラ〔合成怪獣〕以外の何物でもないことを知るために、魔術師ギルドの会員になる必要は存在しない。Vanus_Galerion自身が、Tamrielを去って他の国々に移る際に苦々しく述べたように、「このギルドは、まったくもって、内輪の政治抗争でもって、にっちもさっちも行かなくなってしまった」のである。<br> <br> <br> }}}} // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。 #pre{{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">「魔術師ギルドの起源」<br> 著者:大魔術師Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he_SecondEra(第2紀)の初頭に於いて、魔術師・妖術師・各種の神秘家を集めて彼らの資産と能力を研究と公的慈善金のために共同出資させるという発想は革命的概念であった。今日の我々が魔術師ギルドとして知っているものに対して、その目的と機構に於いて極めて似ているものは、その当時にはArtaeum島のPsijic_Orderのみであった。その時代には、魔術とは、各人によって、あるいは、精々のところ内々の集会に於いて学ばれるものであった。実のところ隠者ではないとしても、大抵の魔術師は非常に孤独であったのだ。<br> <br> Psijic_OrderはSummurset_Isleの支配者の下に相談役として仕えて、部外者には理解できないような、儀式化された手の込んだ方法を通じて成員を選んでいた。その目標も目的も同じく公にされずに、中傷者は結社の力の源を極めて邪悪なる存在に帰していた。実際のところ、その古の結社の宗教が祖先崇拝――第2紀に於いて緩やかに廃れていった哲学――として考えられることは無かったのである。<br> <br> ArtaeumのPsijicの1人にして高名なるIachesisの弟子であるVanus_GalerionがSummurset_Isleの全土から魔法の使用者を集め始めたところ、あらゆる人々から彼は敵意を惹きつけることになった。彼はFirstholdの都心から離れて働いていた。「魔術の実験は、人里を離れた場所に於いてのみ為されるべきである」という在りふれた(そして、決して根拠の存在しない)態度が在ったのだ。加えて衝撃的であることには、料金を払える余裕の在る如何なる一般大衆の者にも使用可能であるような魔導具・ポーション・呪文さえも、Galerionは作り出そうと試みていた。もはや、魔術は、貴族にも知識人にも独占されるものではなくなったのである。<br> <br> GalerionはIachesisとFirsthold国王Rilis十二世の面前に連れて来られると、彼の結成しつつある協会の意図について述べさせられた。RilisとIachesisに対するGalerionの演説が記録されていなかったという事実は、後世の人々にとって紛れも無く悲劇である。あの広範に普及した組織を設立するためにGalerionが用いたかも知れない虚言と説得に関して、歴史家たちが頭を捻って互いに楽しむ機会を与えているけれど。何れにせよ、設立許可は与えられることになった。<br> <br> そのギルドが結成された殆ど直後に、警備に関する問題が議論の的にならねばならなかった。Artaeum島は自身を侵略者の手から守るための軍勢を必要としなかった――ある者の上陸をPsijic_Orderが望まない時には、その島と全住人は単純に消え去ってしまうのだ。それと対照的に、新しい魔術師ギルドは衛兵を雇わねばならなかった。数千年もの間Tamrielの貴族たちが知っていたことを、すぐにGalerionは発見することになった。すなわち、金だけでは忠誠を買えない、ということである。翌年、ランプ騎士団が結成されることになった。<br> <br> ドングリから1本の木が生まれるように、魔術師ギルドは、Summurset_Isleの至るところに、そして、次第にTamrielの本土に、その枝々を伸ばしていった。迷信に囚われた、あるいは、激しい恐怖を覚えた支配者たちが彼らの領土に於けるギルドの設立を禁じたという多数の記録が存在するが、その彼らの後継者(あるいは後継者の後継者)は結局のところギルドに自由を与えることが賢明であると認識した。魔術師ギルドはTamrielに於いて強大な勢力になった。たとえ幾らか欲に乏しい協力者であるとしても、彼らは〔他の勢力に対して〕危険な敵になった。〔しかし、〕魔術師ギルドが特定の地域に於ける政争に実際に巻き込まれたという事件は、極めて数の少ない珍しいことである。これらの事件に於いて、ギルドの参入は、その対立を最終的に決定するものであった。<br> <br> Vanus_Galerionによって創始されたように、研究機関である魔術師ギルドは、6名の大魔術師〔Archmagister〕から構成される最高議会によって統括されている。それぞれのギルド会館は、黎明長〔Master_of_Incunabula〕と軍務長〔Master_at_Arms〕という2名の相談役に援助された、ギルド長〔Guildmagister〕によって運営されている。黎明長は、更なる2名の魔術師の相談役である、学究長〔Master_of_Academia〕と占術長〔Master_of_the_Scrye〕を統括している。軍務長もまた、更なる2名の魔術師の相談役である、新入会者とPalatinusの長〔Master_of_Initiates_and_the_Palatinus〕とランプ騎士団の支部長を統括している。<br> <br> <br> この慎重に工夫された階級が多くの場合にキメラ〔合成怪獣〕以外の何物でもないことを知るために、魔術師ギルドの会員になる必要は存在しない。Vanus_Galerion自身が、Tamrielを去って他の国々に移る際に苦々しく述べたように、「このギルドは、まったくもって、内輪の政治抗争でもって、にっちもさっちも行かなくなってしまった」のである。<br> <br> <br> }}}}
//=================================== // Format_ver:0.0.1 (2008-01-01) // // 【解説】 // ・この部分は書物翻訳時に自動的に読み込まれるテンプレート記載のヘッダです。 // ・翻訳ページ作成時も削除しない事を推奨します // // 【記述ガイド】 // ・#preの後の中括弧({と})のセット間に原文/訳文をタグが付いたまま // コピペすると編集上も表示上も便利です // // 【注意】 // ・本文部分を囲む#pre記述ですが、原文と訳文を囲む中括弧は // 『原文は3つづつ、訳文は4つづつ』 // になっている事に注意して下さい。これはMod作成時に // 正規表現で本文(訳文)を抽出するのに便利故です。 // ・訳文で半角スペースを表現したいときはアンダースコア(_)に置き換えてください // ・半角スペースを記述するとそこで改行扱いになるので注意して下さい // ・新しい訳を行う場合は古い訳の下に同じ書式で加えていくようにして下さい // ・翻訳未完時は、 【訳文記述エリア】 という文字列を残して置いて下さい(プログラム処理用) //=================================== *題名 [#name] **原題 [#name_en] -Origin of the Mages Guild **訳題 [#name_ja] -【訳題記述エリア】 *本文 [#text] **原文 [#text_en] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が3つづつ。 #pre{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">Origin of the Mages Guild<br> by The Archmage Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he idea of a collection of Mages, Sorcerers, and assorted Mystics pooling their resources and talents for the purpose of research and public charity was a revolutionary concept in the early years of the Second Era. The only organization then closest in aim and structure to what we know today as the Mages Guild was the Psijic Order of the Isle of Artaeum. At the time, magic was something to be learned by individuals, or at most within intimate covens. Mages were, if not actually hermits, usually quite solitary.<br> <br> The Psijic Order served the rulers of Summurset Isle as counsellors, and chose its members through a complex, ritualized method not understood by outsiders. Its purposes and goals likewise went unpublished, and detractors attributed the worst evils as the source of the Order's power. Actually, the religion of the old Order could be described as ancestor worship, an increasingly unfashionable philosophy in the Second Era.<br> <br> When Vanus Galerion, a Psijic of Artaeum and student of the famed Iachesis, began collecting magic-users from around Summurset Isle, he attracted the animosity of all. He was operating out of the urban center of Firsthold, and there was a common (and not entirely unfounded) attitude that magical experiments should be conducted only in unpopulated areas. Even more shocking, Galerion proposed to make magical items, potions, and even spells available to any member of the general public who could afford to pay. No longer was magic to be limited either to the aristocracy or intelligentsia.<br> <br> Galerion was brought before Iachesis and the King of Firsthold, Rilis XII, and made to state the intentions of the fraternity he was forming. The fact that Galerion's speech to Rilis and Iachesis was not recorded for posterity is doubtless a tragedy, though it does afford opportunity for historians to amuse one another with speculation about the lies and persuasions Galerion might have used to found the ubiquitous organization. The charter, at any rate, was approved.<br> <br> Almost immediately after the Guild was formed, the question of security had to be addressed. The Isle of Artaeum did not require force of arms to shield it from invaders -- when the Psijic Order does not wish someone to land on the Isle, it and all its inhabitants simply become insubstantial. The new Mages Guild, by contrast, had to hire guards. Galerion soon discovered what the Tamrielan nobility has known for thousands of years: Money alone does not buy loyalty. The knightly Order of the Lamp was formed the following year.<br> <br> Like a tree from an acorn, the Mages Guild grew branches all over Summurset Isle and gradually the mainland of Tamriel. There are numerous records of superstitious or sensibly fearful rulers forbidding the Guild in their domains, but their heirs or heirs' heirs eventually recognized the wisdom of allowing the Guild free rein. The Mages Guild has become a powerful force in Tamriel, a dangerous foe if a somewhat disinterested ally. There have been only a few rare incidents of the Mages Guild actually becoming involved in local political struggles. On these occasions, the Guild's participation has been the ultimate decider in the conflict.<br> <br> As begun by Vanus Galerion, the Mages Guild as an institution is presided over by a supreme council of six Archmagisters. Each Guildhall is run by a Guildmagister, assisted by a twofold counsel, the Master of Incunabula and the Master at Arms. The Master of Incunabula presides over an additional counsel of two mages, the Master of Academia and the Master of the Scrye. The Master at Arms also has a counsel of two, the Master of Initiates and the Palatinus, the leader of the local chapter of the Order of the Lamp.<br> <br> <br> One need not be a member of the Mages Guild to know that this carefully contrived hierarchy is often nothing more than a chimera. As Vanus Galerion himself said bitterly, leaving Tamriel to travel to other lands, "The Guild has become nothing more than an intricate morass of political infighting."<br> <br> <br> }}} **訳文 [#text_ja] // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。 #pre{{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">「魔術師ギルドの起源」<br> 著者:大魔術師Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he_SecondEra(第2時代)の初頭に於いて、魔術師・妖術師・各種の神秘家を集めて彼らの資産と能力を研究と公的慈善金のために共同出資させるというアイディアは革命的概念であった。今日の我々が魔術師ギルドとして知っているものに対して、その目的と機構に於いて極めて似ているものは、その当時にはArtaeum島のPsijic結社のみであった。その時代には、魔術とは、各人によって、あるいは、精々のところ内々の集会に於いて学ばれるものであった。実のところ隠者ではないとしても、大抵の魔術師は非常に孤独であったのだ。<br> <br> Psijic結社はSummurset_Isleの支配者の下に相談役として仕えて、部外者には理解できないような、儀式化された手の込んだ方法を通じて成員を選んでいた。その目標も目的も同じく公にされずに、中傷者は結社の力の源を極めて邪悪なる存在に帰していた。実際のところ、その古の結社の宗教が祖先崇拝――第2時代に於いて緩やかに廃れていった哲学――として考えられることは無かったのである。<br> <br> ArtaeumのPsijicの1人にして高名なるIachesisの弟子であるVanus_GalerionがSummurset_Isleの全土から魔法の使用者を集め始めたところ、あらゆる人々から彼は敵意を惹きつけることになった。彼はFirstholdの都心から離れて働いていた。「魔術の実験は、人里を離れた場所に於いてのみ為されるべきである」という在りふれた(そして、決して根拠の存在しない)態度が在ったのだ。加えて衝撃的であることには、料金を払える余裕の在る如何なる一般大衆の者にも使用可能であるような魔導具・ポーション・呪文さえも、Galerionは作り出そうと試みていた。もはや、魔術は、貴族にも知識人にも独占されるものではなくなったのである。<br> <br> GalerionはIachesisとFirsthold国王Rilis12世の面前に連れて来られると、彼の結成しつつある協会の意図について述べさせられた。RilisとIachesisに対するGalerionの演説が記録されていなかったという事実は、後世の人々にとって紛れも無く悲劇である。あの広範に普及した組織を設立するためにGalerionが用いたかも知れない虚言と説得に関して、歴史家たちが頭を捻って互いに楽しむ機会を与えているけれど。何れにせよ、設立許可は与えられることになった。<br> <br> そのギルドが結成された殆ど直後に、警備に関する問題が議論の的にならねばならなかった。Artaeum島は自身を侵略者の手から守るための軍勢を必要としなかった――ある者の上陸をPsijic結社が望まない時には、その島と全住人は単純に消え去ってしまうのだ。それと対照的に、新しい魔術師ギルドは衛兵を雇わねばならなかった。数千年もの間Tamrielの貴族たちが知っていたことを、すぐにGalerionは発見することになった。すなわち、金だけでは忠誠を買えない、ということである。翌年、ランプ騎士団が結成されることになった。<br> <br> ドングリから1本の木が生まれるように、魔術師ギルドは、Summurset_Isleの至るところに、そして、次第にTamrielの本土に、その枝々を伸ばしていった。迷信に囚われた、あるいは、激しい恐怖を覚えた支配者たちが彼らの領土に於けるギルドの設立を禁じたという多数の記録が存在するが、その彼らの後継者(あるいは後継者の後継者)は結局のところギルドに自由を与えることが賢明であると認識した。魔術師ギルドはTamrielに於いて強大な勢力になった。たとえ幾らか欲に乏しい協力者であるとしても、彼らは〔他の勢力に対して〕危険な敵になった。〔しかし、〕魔術師ギルドが特定の地域に於ける政争に実際に巻き込まれたという事件は、極めて数の少ない珍しいことである。これらの事件に於いて、ギルドの参入は、その対立を最終的に決定するものであった。<br> <br> Vanus_Galerionによって創始されたように、研究機関である魔術師ギルドは、6名の大魔術師〔Archmagister〕から構成される最高議会によって統括されている。それぞれのギルド会館は、黎明長〔Master_of_Incunabula〕と軍務長〔Master_at_Arms〕という2名の相談役に援助された、ギルド長〔Guildmagister〕によって運営されている。黎明長は、更なる2名の魔術師の相談役である、学究長〔Master_of_Academia〕と占術長〔Master_of_the_Scrye〕を統括している。軍務長もまた、更なる2名の魔術師の相談役である、新入会者とPalatinusの長〔Master_of_Initiates_and_the_Palatinus〕とランプ騎士団の支部長を統括している。<br> <br> <br> この慎重に工夫された階級が多くの場合にキメラ〔合成怪獣〕以外の何物でもないことを知るために、魔術師ギルドの会員になる必要は存在しない。Vanus_Galerion自身が、Tamrielを去って他の国々に移る際に苦々しく述べたように、「このギルドは、まったくもって、内輪の政治抗争でもって、にっちもさっちも行かなくなってしまった」のである。<br> <br> <br> }}}} // 注意:訳文の部分は中括弧({と})が原文部分と異なり4つづつ。 #pre{{{{ <font face=1><br> <DIV align="center">「魔術師ギルドの起源」<br> 著者:大魔術師Salarth<br> <br> <DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/t_52x61.dds" width=52 height=61>he_SecondEra(第2紀)の初頭に於いて、魔術師・妖術師・各種の神秘家を集めて彼らの資産と能力を研究と公的慈善金のために共同出資させるという発想は革命的概念であった。今日の我々が魔術師ギルドとして知っているものに対して、その目的と機構に於いて極めて似ているものは、その当時にはArtaeum島のPsijic_Orderのみであった。その時代には、魔術とは、各人によって、あるいは、精々のところ内々の集会に於いて学ばれるものであった。実のところ隠者ではないとしても、大抵の魔術師は非常に孤独であったのだ。<br> <br> Psijic_OrderはSummurset_Isleの支配者の下に相談役として仕えて、部外者には理解できないような、儀式化された手の込んだ方法を通じて成員を選んでいた。その目標も目的も同じく公にされずに、中傷者は結社の力の源を極めて邪悪なる存在に帰していた。実際のところ、その古の結社の宗教が祖先崇拝――第2紀に於いて緩やかに廃れていった哲学――として考えられることは無かったのである。<br> <br> ArtaeumのPsijicの1人にして高名なるIachesisの弟子であるVanus_GalerionがSummurset_Isleの全土から魔法の使用者を集め始めたところ、あらゆる人々から彼は敵意を惹きつけることになった。彼はFirstholdの都心から離れて働いていた。「魔術の実験は、人里を離れた場所に於いてのみ為されるべきである」という在りふれた(そして、決して根拠の存在しない)態度が在ったのだ。加えて衝撃的であることには、料金を払える余裕の在る如何なる一般大衆の者にも使用可能であるような魔導具・ポーション・呪文さえも、Galerionは作り出そうと試みていた。もはや、魔術は、貴族にも知識人にも独占されるものではなくなったのである。<br> <br> GalerionはIachesisとFirsthold国王Rilis十二世の面前に連れて来られると、彼の結成しつつある協会の意図について述べさせられた。RilisとIachesisに対するGalerionの演説が記録されていなかったという事実は、後世の人々にとって紛れも無く悲劇である。あの広範に普及した組織を設立するためにGalerionが用いたかも知れない虚言と説得に関して、歴史家たちが頭を捻って互いに楽しむ機会を与えているけれど。何れにせよ、設立許可は与えられることになった。<br> <br> そのギルドが結成された殆ど直後に、警備に関する問題が議論の的にならねばならなかった。Artaeum島は自身を侵略者の手から守るための軍勢を必要としなかった――ある者の上陸をPsijic_Orderが望まない時には、その島と全住人は単純に消え去ってしまうのだ。それと対照的に、新しい魔術師ギルドは衛兵を雇わねばならなかった。数千年もの間Tamrielの貴族たちが知っていたことを、すぐにGalerionは発見することになった。すなわち、金だけでは忠誠を買えない、ということである。翌年、ランプ騎士団が結成されることになった。<br> <br> ドングリから1本の木が生まれるように、魔術師ギルドは、Summurset_Isleの至るところに、そして、次第にTamrielの本土に、その枝々を伸ばしていった。迷信に囚われた、あるいは、激しい恐怖を覚えた支配者たちが彼らの領土に於けるギルドの設立を禁じたという多数の記録が存在するが、その彼らの後継者(あるいは後継者の後継者)は結局のところギルドに自由を与えることが賢明であると認識した。魔術師ギルドはTamrielに於いて強大な勢力になった。たとえ幾らか欲に乏しい協力者であるとしても、彼らは〔他の勢力に対して〕危険な敵になった。〔しかし、〕魔術師ギルドが特定の地域に於ける政争に実際に巻き込まれたという事件は、極めて数の少ない珍しいことである。これらの事件に於いて、ギルドの参入は、その対立を最終的に決定するものであった。<br> <br> Vanus_Galerionによって創始されたように、研究機関である魔術師ギルドは、6名の大魔術師〔Archmagister〕から構成される最高議会によって統括されている。それぞれのギルド会館は、黎明長〔Master_of_Incunabula〕と軍務長〔Master_at_Arms〕という2名の相談役に援助された、ギルド長〔Guildmagister〕によって運営されている。黎明長は、更なる2名の魔術師の相談役である、学究長〔Master_of_Academia〕と占術長〔Master_of_the_Scrye〕を統括している。軍務長もまた、更なる2名の魔術師の相談役である、新入会者とPalatinusの長〔Master_of_Initiates_and_the_Palatinus〕とランプ騎士団の支部長を統括している。<br> <br> <br> この慎重に工夫された階級が多くの場合にキメラ〔合成怪獣〕以外の何物でもないことを知るために、魔術師ギルドの会員になる必要は存在しない。Vanus_Galerion自身が、Tamrielを去って他の国々に移る際に苦々しく述べたように、「このギルドは、まったくもって、内輪の政治抗争でもって、にっちもさっちも行かなくなってしまった」のである。<br> <br> <br> }}}}
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