Vanilla/Books/Book4RareMysticism

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題名 Edit

原題 Edit

訳題 Edit

本文 Edit

原文 Edit

<font face=1><br>
<DIV align="center">Mysticism<br>
The Unfathomable Voyage<br>
by Tetronius Lor<br>
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<DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/m_65x62.dds" width=65 height=62>ysticism is the school of sorcery least understood by the magical community and the most difficult to explain to novice mages.  The spell effects commonly ascribed to the School of Mysticism are as extravagantly disparate as Soul Trap, the creation of a cell that would hold a victim's spirit after death, to Telekinesis, the manipulation of objects at a distance.  But these effects are simply that: effects.  The sorcery behind them is veiled in a mystery that goes back to the oldest civilizations of Tamriel, and perhaps beyond.  <br>
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The Psijics of the Isle of Artaeum have a different term for Mysticism: the Old Way.  The phrase becomes bogged in semantic quagmire because the Old Way also refers to the religion and customs of the Psijics, which may or may not be part of the magic of Mysticism.  <br>
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There are few mages who devote their lives to the study of Mysticism.  The other schools are far more predictable and ascertainable.  Mysticism seems to derive power from its conundrums and paradoxes; the act of experimentation, no matter how objectively implemented, can influence magicka by its very existence.  Therefore the Mystic mage must consign himself to finding dependable patterns within a roiling imbroglio of energy.  In the time it takes him to devise an enchantment with a consistent trigger and result, his peers in the other schools may have researched and documented dozens of new spells and effects.  The Mystic mage must thus be a patient and relatively uncompetitive philosopher.  <br>
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For centuries, mostly during the Second Era, scholarly journals published theory after theory about the aspect or aspects of magicka lumped together under Mysticism.  In the Mages Guild's tradition of finding answers to all things, respected researchers suggested that Mysticism's penultimate energy source was the Aetherius Itself, or else Daedric Beings of unimaginable power -- either rationale would explain the seemingly random figurations of Mysticism.  Some even ventured that Mysticism arose from the unused elements of successfully, or even unsuccessfully, cast spells.  Discussion within the Order of Psijics after Artaeum's reappearance has led some scholars to postulate that Mysticism is less spiritual in nature as was originally supposed, and that either the intellect or the emotional state of the believer is sufficient to influence its energy configuration and flow.  <br>
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None of these explanations is truly satisfactory taken by itself.  For the beginning student of Mysticism, it is best simply to learn the patterns distinguishable in the maelstrom of centuries past.  The more patterns are discovered, the clearer the remaining ones become.  Until, of course, they change.  For inevitably they have to.  And then the journey begins anew.  <br>
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訳文 Edit

<font face=1><br>
<DIV align="center">神秘魔法<br>
その測り知れない旅路<br>
著者:Tetronius_Lor<br>
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<DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/m_65x62.dds" width=65 height=62>ysticism――神秘魔法とは、魔術師の共同体による理解が最も得られず、駆け出しの魔術師に対する説明が最も困難であるような魔法の流派である。一般的に神秘魔法の流派によるものとされる魔法の効果は、ソウル・トラップ(死後の犠牲者の魂を捕える牢屋を作り出す)からテレキネシス(離れた物体を操作する)まで全くもって異なるものである。しかし、これらの効果は単純に効果に過ぎない。これらの背後に存在する魔術は、Tamriel最古の文明にまで、そして、それを越えたところにまで遡るような謎のベールに覆われているのである。<br>
<br>
Artaeum島のPsijicsは「神秘魔法」に代えて異なる名称を持っている。すなわち、「古の道」〔Old_Way〕である。この言い回しは意味に関する泥沼に陥ってしまっている。何故なら、「古の道」とは、神秘魔法の一部であるかも知れない(あるいは、そうでないかも知れない)ような、Psijicsの宗教と慣習もまた指し示す言葉だからである。<br>
<br>
<br>
自身の生涯を神秘魔法の研究に捧げる魔術師は極めて少ない。その他の流派では、〔研究者の存在が〕格段に予想されて確かめられるものである。神秘魔法は、その謎と逆説から力を引き出すように思われる。すなわち、どれだけ客観的に実験を行おうとも、まさに当該の実験の存在によって〔神秘〕魔法は影響を受け得るのである〔※1〕。それ故に、神秘魔術師は、エネルギーの不鮮明なるモツレの内に於ける信頼できるパターンを見つけることに自身の身を委ねなければならない。一定の誘因と結果を具えた1個の魔法を彼が考案する間に、その他の流派の同僚たちは、何ダースもの新しい魔法と効力を研究して文書に纏めているかも知れない。そのため、神秘魔術師は、忍耐に長けた、比較的に競争心の乏しい哲学者でなければならないのである。<br>
<br>
何世紀にも亘って、ほぼ第2時代の間、諸々の学術雑誌は、神秘魔法の名の下に十把ひとからげにされる魔法の一側面あるいは諸側面に関する理論を矢つぎ早に公にしてきた。あらゆる事柄に対する解答を探求する魔術師ギルドの伝統に於いて、尊敬を集めていた研究者たちは、神秘魔法に於ける最後から2番目のエネルギー源は、Aetheriusそのもの、あるいは、想像の及ばない力を有する、その他のDaedraであると示唆した――何れかの理論的根拠によって、外見上は非法則的である神秘魔法の形態は説明されるだろう。かけることに成功した(あるいは失敗した)呪文に於ける未使用の元素から神秘魔法は生起するものである、そのように思い切って説くような研究者たちも存在した。再出現したArtaeum島のPsijics結社に於ける議論によって、ある研究者たちは次のような仮定に導かれることになった。すなわち、神秘魔法とは、もともと考えられていたように精神的に実在するものではなくて、信仰者の知性的状態あるいは感情的状態の何れか一方が神秘魔法の形状と流動に対して充分に影響するものである、という仮定である。<br>
<br>
如何なる説明であれ、それ単独では充分に満足できるものではない。神秘魔法の初学者にとっては、過去何世紀にも亘った大混乱に於いて識別可能になったパターンを単純に習得することが最上の方策である。より多数のパターンが発見されるほど、残されたパターンは明瞭になる。もちろん、それらのパターンが変化するまで〔の話に過ぎない〕。何故なら、その変化は不可避的だからである。そして、その時には、旅路は新しく始まることになるのである。<br>
<br>
<br>
訳注<br>
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※1すなわち、各実験によって、その結果は異なるということである。それ故に、その他の流派の魔法に於いては明らかであるような魔術的法則の探求は極めて困難であることになる。
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<DIV align="center">神秘魔法<br>
その測り知れない旅路<br>
著者:Tetronius_Lor<br>
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<DIV align="left"><IMG src="Book/fancy_font/m_65x62.dds" width=65 height=62>ysticism――神秘魔法とは、魔術師の共同体による理解が最も得られず、駆け出しの魔術師に対する説明が最も困難であるような魔法の流派である。一般的に神秘魔法の流派によるものとされる魔法の効果は、ソウル・トラップ(死後の犠牲者の魂を捕える牢屋を作り出す)からテレキネシス(離れた物体を操作する)まで全くもって異なるものである。しかし、これらの効果は単純に効果に過ぎない。これらの背後に存在する魔術は、Tamriel最古の文明にまで、そして、それを越えたところにまで遡るような謎のベールに覆われているのである。<br>
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Artaeum島のPsijic達は「神秘魔法」に代えて異なる名称を持っている。すなわち、「古の道」〔Old_Way〕である。この言い回しは意味に関する泥沼に陥ってしまっている。何故なら、「古の道」とは、神秘魔法の一部であるかも知れない(あるいは、そうでないかも知れない)ような、Psijicsの宗教と慣習もまた指し示す言葉だからである。<br>
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自身の生涯を神秘魔法の研究に捧げる魔術師は極めて少ない。その他の流派では、〔研究者の存在が〕格段に予想されて確かめられるものである。神秘魔法は、その謎と逆説から力を引き出すように思われる。すなわち、どれだけ客観的に実験を行おうとも、まさに当該の実験の存在によって〔神秘〕魔法は影響を受け得るのである〔※1〕。それ故に、神秘魔術師は、エネルギーの不鮮明なるモツレの内に於ける信頼できるパターンを見つけることに自身の身を委ねなければならない。一定の誘因と結果を具えた1個の魔法を彼が考案する間に、その他の流派の同僚たちは、何ダースもの新しい魔法と効力を研究して文書に纏めているかも知れない。そのため、神秘魔術師は、忍耐に長けた、比較的に競争心の乏しい哲学者でなければならないのである。<br>
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何世紀にも亘って、ほぼ第2紀の間、諸々の学術雑誌は、神秘魔法の名の下に十把ひとからげにされる魔法の一側面あるいは諸側面に関する理論を矢つぎ早に公にしてきた。あらゆる事柄に対する解答を探求する魔術師ギルドの伝統に於いて、尊敬を集めていた研究者たちは、神秘魔法に於ける最後から2番目のエネルギー源は、Aetheriusそのもの、あるいは、想像の及ばない力を有する、その他のDaedraであると示唆した――何れかの理論的根拠によって、外見上は非法則的である神秘魔法の形態は説明されるだろう。かけることに成功した(あるいは失敗した)呪文に於ける未使用の元素から神秘魔法は生起するものである、そのように思い切って説くような研究者たちも存在した。再出現したArtaeum島のPsijic達に於ける議論によって、ある研究者たちは次のような仮定に導かれることになった。すなわち、神秘魔法とは、もともと考えられていたように精神的に実在するものではなくて、信仰者の知性的状態あるいは感情的状態の何れか一方が神秘魔法の形状と流動に対して充分に影響するものである、という仮定である。<br>
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如何なる説明であれ、それ単独では充分に満足できるものではない。神秘魔法の初学者にとっては、過去何世紀にも亘った大混乱に於いて識別可能になったパターンを単純に習得することが最上の方策である。より多数のパターンが発見されるほど、残されたパターンは明瞭になる。もちろん、それらのパターンが変化するまで〔の話に過ぎない〕。何故なら、その変化は不可避的だからである。そして、その時には、旅路は新しく始まることになるのである。<br>
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訳注<br>
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※1すなわち、各実験によって、その結果は異なるということである。それ故に、その他の流派の魔法に於いては明らかであるような魔術的法則の探求は極めて困難であることになる。


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Last-modified: 2011-07-15 (金) 12:05:13